中谷一馬の発言 (総務委員会)
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○中谷(一)委員 やはり、どういうふうにグローバルマーケットを相手に戦っていくかという目線を、もっとしっかりと、戦略的にあえてビジョンを示された方がいいと思います。
国民・視聴者の目線で見ると、公共放送、民間放送区別なく、とにかく質の高い番組を見たいというニーズがあります。そうした中で、政府、NHKは、民放のことは大切にするけれども国民のことを大切にしないじゃないかと誤解を受けるような姿勢というのは私はよくないと思っていて、NHK、民放、その両者が、自分たちの体制のことを考えてつばぜり合いをしているような誤解を受けてしまうような状況じゃなくて、やはり、ちゃんと協力をして進めていくような体制整備をして、OTT相手に立ち向かっていけるような対策というのを私はつくっていく必要があると思うんですね。
そうした中で、本日、参考人で、慶応義塾大学の中村伊知哉教授にお越しをいただきました。
その中で、中村教授が、例えば、ネット業務のためにNHKと民放の共通の基金をつくるなど、次の市場、次のメディアの環境をどうつくっていくかを議論してほしいということを毎日新聞の取材で述べられているんですけれども、私もこれらに対しては全く同感でございまして、二・五%の上限を設けて発展の足を引っ張り合うような対策じゃなくて、むしろ、民放との共同事業にNHKが積極的に投資をすることで民放とのウイン・ウインな関係を築く方が、海外事業者との競争において、とても私は有益だと思うんですね。
現在、大手キー局を中心にTVerがあるんですけれども、今回の放送法の改正で、他の放送事業者との協力が努力規定とされたことを踏まえて、費用面も含めてNHKが積極的に参加をしていくことが必要だと思います。
そこで伺いますが、次の市場、次のメディア環境をつくる目線で、民放との共有の基金の組成やインターネット配信プラットフォームの構築に際しては、NHKからも積極的に投資を行い、民間と共同してグローバルマーケットで戦うことのできる建設的な事業戦略を描いていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。大臣、会長、それぞれの御所見を伺いたいと思います。