泉田裕彦の発言 (内閣委員会)
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○泉田委員 ありがとうございました。平井大臣も問題意識を持っていただいているようで、少し安心をしたところでございます。
ちょっと、質問通告はしているんですけれども、時間の関係で、こちらでお話しさせていただきたいと思いますが、京大のMGeNDのデータ、それからAIホスピタルに提供するというようなことをしようとすると、現在、本人同意をとり直さなければいけないというような状況になっているというふうに承知をしております。
これは、単にデータを集めるだけではなくて、患者さんにとってのメリットは何なのか、まさに治療のためにというメリット。それから、これは健康診断のデータもひもづけをしてほしいなというふうに思うんですけれども、体調がどう変わってきて、どういうゲノム情報で欠陥があるとこういう病気になって、どう治療すればいいのかというのがわかるようになってくる。
例えば、情報提供していただいた方の費用負担が下がる、これは健康保険にどう取り組むのか。それから、民間の場合は別途法律が要るかもしれませんけれども、差別をしてはいけないというタイプの法律だと思うんですけれども、患者さん本人もメリットのあるような形で、安心して情報提供ができる。匿名加工をして、本人が特定はされないけれども、医療、創薬には役に立つというような形をどうつくっていくかということを、もう少し、大臣が御指摘されたように、社会で議論を深めていく必要があるのではないか。そうでないと、やはり欧米、中国に比して日本のおくれの回復が難しいんじゃないかなというふうに感じているところでございます。
これは親族への影響があるかもしれない遺伝情報だから、そのプライバシーをどう保護するのか。一方で、命を守れるかもしれないんです。このゲノム創薬、ゲノム医療をやることによって、今まで助けられなかった命が助けられるかもしれない。社会的メリットも大変大きい。このバランスをどうとっていくかという議論を、ぜひ政府主導でも進めていただきたいなというふうに考えております。
そこで、大臣にもう一問お伺いしたいと思います。
現在、本人同意を限定的にとっている、研究のためですよという形でとっているので、AIホスピタルにも同じ政府機関の中のシステムにも提供できないというような状況になっているわけです。
ゲノム医療、創薬が国際的に見て立ちおくれた一因というのが、今の現場の動かし方にもあるのではないかというふうに思っております。現在の制度を見直すことができないか検討すべきではないかと思いますけれども、御認識を伺いたいと思います。