太田昌孝の発言 (予算委員会公聴会)
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○太田(昌)委員 公明党の太田昌孝でございます。
中央公聴会で質疑の時間をいただき、まことにありがとうございます。
また、公聴人の皆様方、お忙しいところおいでいただき、貴重な御意見を賜っておりますこと、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
さて、一月の二十四日に、千葉県の野田市の小学校四年生の女の子、栗原心愛さんが父親の虐待によって亡くなりました。学校を始め周りの大人たちに懸命にSOSを出していたにもかかわらず、またとうとい小さな命が犠牲となったことはまことに残念でなりません。
今般の痛ましい事件後、我が党公明党としましても、再発防止策を検討し、先ごろ、安倍総理宛て緊急提言を行ったところでありますが、そのような中で、長く現場にかかわってこられました江口晋大阪府中央子ども家庭センター所長に何点か教えていただければというふうに思います。
目黒の五歳の女の子、船戸結愛ちゃんが虐待死してから一年、また今回の心愛ちゃんの事件、両方の事件とも共通しておりますのは、父親が、しつけであったとコメントしていることであります。しつけのためにたたく、体罰を加えることが日本では容認をされている、だからこそ、それがエスカレートをして子供の命を奪ってしまうというケースが後を絶たないというわけでございます。
先般、公益財団法人が発表した実態調査、二万人に調査したところ、体罰はいかにあってもいけないんだという人は四割しかいなかった。積極的に、あるいは必要に応じて、あるいはほかに手段がなければ体罰を容認する、これが六割。これが今の日本の空気感なんだろう。
しつけの中で体罰は必要という、こうした誤った認識というのは社会の中で一掃していかなければならないと思います。海外では、既に、体罰等を法律で禁止することが行われておりますし、法整備とともに、さらに啓発活動を行っています。
今回、民法の八百二十二条、懲戒権の見直しも含めて、児童虐待防止法に体罰を禁止することを新たに明示的に規定をして、しつけに体罰は必要という、誤ったそうした認識を一掃するために、これは政府を挙げて広報啓発、周知徹底に取り組むことを私ども求めているわけでございますけれども、こうした法整備、さらに啓発活動について、江口先生の御所見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。