二之湯武史の発言 (環境委員会)
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○二之湯武史君 大臣から非常に率直な思いを言っていただきましたし、そのとおりだというふうに思います。
例えば、さっきのプラスチックのストローにしても、おっしゃるとおりに実際の効果というのはどうなのかなと思いますし、ただ、要は、もう一つこの論点に上げたいのはやっぱりその戦略性というところだと思うんですよね。そういうことを、要は、実際のボリュームはどうかは別にして、非常に、何といいますか、消費者に対する影響力の大きい行動変容だと思います。コーヒーでプラスチックストロー使わないという身近にできることで、かつ非常に多くの人にアクセスできる。実際はもっと業務ベースで、BツーBのレベルでプラスチックのことはやらないと、恐らく海洋プラスチックの問題なんというのは本当に微々たるものにしかすぎないと思いますけれども。
私、そのESG投資というのも何かそういうものだと実は思っておりまして、これ、国際金融の関係者ともしゃべっていましても、当然、表面的には非常に高尚な、高邁な理念であります。一方で、このESG投資というものは今ヨーロッパがアメリカをしのいでいる勢いでございますけれども、実際、今の金融の世界でいえば、やっぱりウォールストリートからいかにその金融の覇権をヨーロッパがもう一回取り戻すかという観点の中で、これからの二十一世紀の潮流を踏まえてこうしたESGの拠点はヨーロッパなんだと、こういうことによって、シティーだとか若しくは大陸の方のその金融センターの機能を強化しようと、こういうやっぱり二本立てで、実質と、そしてその表面的な非常に、表に出てくる非常に高邁な理念と。
こういうやっぱりしたたかさというのがヨーロッパにはまだまだあるなという意味では、アメリカから始まったそのストローの話、またヨーロッパから始まっているそのESGの話、これは非常にその実態と戦略の組合せで、やっぱりこうした部分が日本弱いなというところは本当にこれは率直に認めなきゃいけないと思いますし、そうした部分でのイニシアチブを、じゃ、どこが今、日本のセクターの中で取れるのかと考えたときに、率直に申し上げて日本の民間は非常に感度が鈍いというふうに私は思います。
そして、まだまだ国内、内需型の企業が多いわけでありまして、そうした世界的なこのビジネスの慣習にいまいち、本当に当事者意識を持ってそれに対して乗るどころか能動的に仕掛けようという企業がまだまだ少ないというふうに思いますので、こういうセクターに関してはやっぱり政治がビジョンを示して、そして時には半ば強引に民間を引き連れていくぐらいの、そうした強力なリーダーシップを持った政治というものがこの世界には必要なんじゃないかということを改めて申し上げておきます。
例えば、このRE一〇〇というのがありますよね、再生可能エネルギー一〇〇%。こうしたものも、別にそれ、国がやれと言ってやっているわけじゃないわけですね。この枠組み自体は、イギリスに本部を置くNPOが、民間の団体がその母体となって企業のそうしたものを評価したり認定したりしているわけで、例えばアップルとかマイクロソフトと言われるような、GAFAと言われるような新興の、しかし売上高でいえばもう三十兆、四十兆円という規模の企業でも、もう例えばREは九五パーとか一〇〇パーという水準で達成しているわけですね。それをこれからはサプライチェーンまで適用していくというふうになりますと、当然、日本のハイテク企業でもこうした企業に納入している企業があります。そうしたところが、じゃ、RE一〇〇に本当に対応できるのか、そういうことを考えると、この国内の企業の行動変容をもっと促していくという必要が、私は、この成長戦略上も、若しくは日本のこの安全保障上も僕は不可欠だと思うんですね。
そうした世界的なこの流れに対して、やはり先ほど大臣がおっしゃったように、政治の方がリーダーシップをしっかり果たしていくと。今はまだまだその精査は十分じゃないかもしれない、またそうした部分については不十分なところがあると率直にお認めになりましたし、これからG20等々の国際会議の場でリーダーシップ、イニシアチブを発揮していくという決意もおっしゃいましたけれども、改めて、こうした民間におけるこの自主規制の中でもまだまだ日本企業が遅れているということについて、環境省なり、また大臣なりがリーダーシップを果たしていくという意味での決意だとかビジョンというのをお聞かせいただけますでしょうか。