上田洋二の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府参考人(上田洋二君) お答え申し上げます。
 オゾン層を破壊せず温室効果も低いグリーン冷媒は、代替フロンに比べまして、一般的に、燃焼性を有したり、適切な温度で気化あるいは液化をしないといった物性面の課題がございます。このため、冷媒量が少なく冷房用途のみのカーエアコンなどではグリーン冷媒への転換のめどが立っている一方、冷媒量が大きく冷暖房用途の家庭用あるいは業務用エアコン、この分野についてはその転換のめどは立っていないというのが現状でございます。
 今年発効いたしましたモントリオール議定書キガリ改正における二〇二九年以降の基準値比七〇%削減という厳しい義務の達成というのは、日本にとって大きな挑戦である一方、他国にも厳しい削減義務が課せられる中、これは日本が世界の新たな市場を獲得するチャンスでもございます。このため、二〇二九年を見越してグリーン冷媒技術の開発に産学官が一体となって取り組んでいるところでございます。
 具体的には、まず、グリーン冷媒は燃焼性を有するものが多くて、漏えいをした場合の着火リスク、これを考慮する必要が生じてきますけれども、その評価手法、これがまだ確立をしておりません。このため、経済産業省では、平成三十年度から、燃焼性に関するリスク評価手法、これを世界に先駆けて確立する産学官のプロジェクトを開始したところでございます。また、加えまして、今年度からは開発を加速すべく予算を拡充いたしまして、民間事業者におけるグリーン冷媒及びそれを用いた機器の開発、これに対する支援制度を創設をいたしました。
 開発成果は国際標準化を図って、日本の優れた技術を海外に展開をすることを目指してまいります。これによって、世界のフロン類の対策に貢献をするとともに、日本の技術、日本の企業の新たな市場の獲得にもつなげていきたいという具合に考えております。

発言情報

speech_id: 119814006X00820190528_057

発言者: 上田洋二

speaker_id: 21133

日付: 2019-05-28

院: 参議院

会議名: 環境委員会