宗像直子の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(宗像直子君) 国際比較はなかなか、この損害賠償額についても単純にはなかなか難しいところがあるわけでありますけれども、御指摘の報告書の記述について申しますと、例えば、アメリカ以外のドイツは、差止めによる救済が多くて、かつ損害賠償額については当事者間の交渉に委ねるといったような訴訟、一部だけの争点で決着をさせて、あとは当事者間の交渉に委ねるために損害賠償額の判決が比較的少ないという事情とか、あるいは中国などでは足下でも損害賠償額を引き上げてきているというような事例もございます。
いずれにしましても、国際比較はなかなか単純には難しいので、一方で国内の利用者の声に目を向けますと、損害賠償額に関するアンケート調査でありますけれども、特許権者側で不満が納得を大きく上回っているという状況があります。それからもう一つは、特許を侵害された中小企業からは、仮に勝訴できたとしても訴訟の費用を回収できる見込みがない、したがって泣き寝入りせざるを得ないといったような声が寄せられております。
そこで、今回の見直しでは、特に製造販売能力に乏しい中小・ベンチャー企業がその能力を超える部分についても賠償が認められるように、損害賠償額の算定方法を改めるということで、より賠償額の適正化を図るというものでございます。