安倍晋三の発言 (決算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) この平成全ての総括ということでもないんですが、この平成の見渡せる期間においては、我が国は、バブル崩壊以降、低い経済成長と長引くデフレによる停滞の二十年を経験をしてきました。企業は賃金を抑制し、消費者も将来への不安などから消費を減らさざるを得ず、その結果、需要が低迷しデフレを加速するというこの悪循環から抜け出せずにいたわけであります。もちろん、その間、世界においては言わばグローバル化が進んでいたのも事実だろうと思います。
こうした経験を踏まえまして、安倍内閣では、政権交代後、この長引くデフレから脱却をして日本経済を力強く成長させていくために、これまでとは次元の違う政策パッケージとして、大胆な金融政策、機動的な財政政策、そして民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢に一体として取り組んできたところであります。こうした取組によって、短い期間でデフレではないという状況をつくり出す中で、名目GDPは一割以上成長しました。平成から令和時代へ、今後も三本の矢の政策を継続することでデフレ脱却を果たすとともに、成長と分配の好循環をより力強いものとしていかなければならないと、こう思っています。
つまり、やるべき金融政策をやってこなかったというところに言わばデフレが長引いた大きな原因があると思いますし、また、財政政策についても、機動的なこの財政政策をしっかりと発動していくことも極めて重要であるということを私たちは学んだのではないかと。さらには、成長戦略を持ってしっかりと成長させていくということではないか。
言わば、安倍政権はいわゆる新自由主義というものは取っておりませんが、しかし、市場経済に軸足を置きつつ、日本型の市場主義経済をしっかりと確立をしていきたいと、こう考えております。