安倍晋三の発言 (決算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 物事には作用と反作用があるんだろうと、こう思います。
冷戦、ソビエト連邦が崩壊をして、まさに平成の時代に冷戦構造がこれ大きく変わるわけでございますが、その中において、例として挙げられたレーガン大統領とサッチャー首相によって進められたいわゆる新自由主義でありますが、例えばサッチャー首相の場合は、それまでイギリスは英国病と言われていたわけであります。確かに、揺り籠から墓場までという社会保障制度を確立をしたわけでありますが、その中で様々なものが余りにも社会主義的になっていたのではないか、保守党自体がそういう政策の中に浸っていたのではないか、それによって英国の活力が失われたという大きな問題意識で、自立の精神を大切にすべきだというのがサッチャリズムのこれ中核だろうと思います。
同時に、レーガン大統領もジョンソン大統領以来のいわゆるグレートソサエティーという、この同じような社会保障政策を非常に手厚くしていた、この方向としては言わば日本が進んできた方向と同じなんですが、それがある種行き過ぎて、本来のアメリカのアメリカンドリームを目指していくというこの活力を失っていたのではないかという中において競争政策をより強化しただろうと、こう思います。
しかし、その中で、それがグローバル化する中においてある種行き過ぎた面があったのは事実なんだろうと。日本はどちらに大きく振れていたというよりも、うまく中庸の道を取りつつあるんだろうなと、こう思うわけでございますが、しかし、あくまでも、日本においてもこの自立の精神を大切にしながらお互いに助け合っていく国づくり、日本らしい瑞穂の国の市場主義、資本主義を目指していきたいと、こう思っているところでございます。