江口晋の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(江口晋君) 人材育成については、まずスーパーバイザーをどういうふうに育成するかということでございます。ずっといろんなところで申し上げました、十年選手をきちっと大切にする、何らかの処遇のかさなりも含めて、きちっと定着させていかなければなりません。まず、それが必須でございます。
実は、スーパーバイザーに聞きますと、実際何人新人育てられるんと聞きましたら、まあほんまに付いていくためには二、三人で限界でっせというのが現場の声でございます。といいますのが、大阪の場合は必ず複数対応、一緒に家庭訪問をして、そして一緒にアセスメントして、そしてどうだったのかを振り返っていくという作業をもう日々やっていくということで力を付けていく必要が非常にございます。大阪は平成十二年度にアセスメント指標も作りました。それに基づいて、改定改定を続けながらリスクアセスメントをずっと続けてきました。ただ、一人で行くというのは困難でございます。
それで、ドメスティックな環境に私たちが行ったとき、例えば立入調査になったとき何が起こるかと申しますと、家庭というのは感情共同体でございますので、親密さであるとか親しさであるとともに依存の関係もございますが、裏返して考えますと、怒りであるとか恐怖であるとかというもののいわゆる感情に完全に巻き込まれます。これを新人の職員が冷静にそこを見極めていくというのは非常に難しゅうございます。
そういう意味で、本当にベテランでスーパーバイズができる職員が同行しながら地道にやっぱり育てていくということが非常に大事であって、これは一年、二年でできるものではございません。これを続けていくというシステムをやっぱり組織的につくっていかなきゃならない。
一方、増員を頂戴していますので、この間かなりの増員を頂戴いたしました。そうすると、育てなきゃいけない職員が物すごい数になっておりますので、もう歯食いしばってやれとしか、あと五年たったらどないかなるから頼むというふうに私たちは現場のスーパーバイザーにもお声掛けているところでございます。何とか踏ん張ってまいりたいというふうに思っているところでございます。
そういう意味で、十年選手に、あるいはそういった経験を持っている職員に何らかのインセンティブを組んでいただくような制度設計ができれば大変有り難いと思っているところでございます。
以上でございます。