渡邊啓貴の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(渡邊啓貴君) フランスはよく文化外交をしっかりしたものを持っているというふうに思われがちなんですけれども、必ずしも、すごい大綱を毎年定期的に出しているとか、そういう国ではないんですね。全部まとめた外交を文化外交と称して、組織立って、アンスティチュ・フランセ、フランス研究院、フランス院という言葉で使っていますけれども、そういうものをつくり始めたのがこの十年以内の話です。
ただ、文化をどういうふうに商品化するということでは、外交に使うということでは伝統があるんですね。歴史を遡っていけば、例えば絶対王政の時代にフランスは豪華なものを売っていたんですけれども、そのカタログを作っていたんですね。王、貴族やそういう金持ちが買うカタログを作って、それをフランス語で書いていたんです。フランス語を読めないとカタログ読めない。そういうふうにビジネスとも関わってくるわけですけれども、国家戦略というふうなことを言わないまでも、そういうふうなベースがずっと昔からあるんですね。人的交流を通してあるんですね。そういう風土というのが日本にはなかなかないということ。
それからもう一つ、先ほど温泉の話が出まして、ちょっと……