渡邊啓貴の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(渡邊啓貴君) 形になるものは、いろいろ美しいもの、はっきり分かりやすいものがあるんですけれども、それをどう意味付けしてくれるか、どう解釈するかということだと思うんですね。そのことについてやっぱり、先ほどから言っている言葉で繰り返しで恐縮ですけど、コンテクストというか、それをどうつくっていくのか。それは、その文化的な製品だけではなくて、やっぱりその社会の在り方というのを理解してもらった上で本当に理解してもらえると思うんですね。そういう意味で、日本の文化は盛んに世界に広がっていますけど、日仏の交流の中で社会科学の分野の交流が進んでいなかったんですね、ないんですね。それで私、そういうことを思い付いたわけでございます。
コンテクストということで、あと三十秒だけお時間いただきますと、これは高倉参考人の領域になりますけど、今日、着物の話に随分傾斜しているので、ちょっと気が付いたことを補足させていただくと、源氏物語絵巻を西陣織で出しているんですね、長い、物すごい時間を掛けて作られた。これ、西陣織というのはフランスのジャガードという機械で再生してくるわけですよね。だから、これをお返しするんだというので、西陣織でフランスに返した。こんな長い源氏物語絵巻です。けんらん豪華な、物すごく時間が掛かった。これ、コンテクストが随分あると思うんですね、日本の歴史の、明治以降の歴史で。そして、それを物できちっと示して、しかも美しいと。こういうのは一つ成功例ではないかと思います。永続的な成功例ではないかなと思います。
失礼いたしました。