渡邊啓貴の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(渡邊啓貴君) お互いの政治体制という問題があると思いますが、中国は言わずもがなでございますけれども、それから、もう一つ考えられるのは、考えなくてはいけないのは、私たちの国際的な接触の仕方、あるいは我々の国民文化、あるいは精神文化とか風土だと思います。どうしても日本のメディアの自由開放度が非常に世界的にも低いということはよく出ますけれども、私たちそういうメンタリティーを持っていますよね。
 私も実は中国には年に一回か二回必ず行くんですけれども、親しい友達がいて、接待してくれるのは大体公的な人たちが出てくるんですけれども、公的な人たちの中にも親しい者同士の間で出てくることが結構あるんですね。そうすると、ここでは先生何をおっしゃってもいいですよと言われてもどこまでしゃべるかと考えるんですけれども、さはさりながら、そういう二重構造といいますか、そういうふうな表と裏みたいなところが彼らにはあるわけで、そこでしゃべっていると、政治の問題はあるけれども、じゃ、文化とか価値交換の問題ですよという話をすると、それは先生分かっていますよと、しかし政治が邪魔しているんですよという話をするんですね。しかし、文化という、文化交流とか人の交流というのは、要するに、ラフな言い方をすれば、交流していればまずいいんじゃないですかという話を僕はするんです。というのは、なぜかというと、交流している限り、交流ですから、解決されていない、問題は解決されなくても戦争にはならないわけです、決裂していないわけだから。決裂しないことがまず交流ということでもいいんじゃないですかというふうなことを言うと、そういうことは分かってくれるようにはなってきています。
 だから、政治の問題と文化の問題、交流の問題というのはもちろんつながっているんですけれども、しかし、政治があるから交流が引かれるんだじゃなくて、そうじゃなくて交流が先にある。例えば、かつて日中関係が国交がないときに、高碕達之助とLTルートというのがありましたけれども、そういう民間の接触というのはこれはどこにでもあるわけ、まあ経済だから分かりやすいわけですけれども。
 そういうふうなことで、我々はそういう政治にそんなに縛られなくてもやりますよというところを日本人の方からでも示すこともいいことかもしれないと思いますね。

発言情報

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発言者: 渡邊啓貴

speaker_id: 21032

日付: 2019-02-27

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会