雨宮正佳の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(雨宮正佳君) まず御理解いただきたいことでございますけれども、私どもでは、目標である物価安定の実現にはなお時間が掛かるというふうに考えております中で、物価の安定という使命を果たすため、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが必要であると考えております。
その上で、例えば御指摘のありました出口の際の影響でございますが、まず御理解いただきたいことは、仮に出口に到達するということは、日本経済がいよいよ物価安定の下での安定的な成長経路をしっかり確保したということでございますので、世界第三位の経済がそうしたしっかりした安定成長経路を確実にするということは、これは世界経済、アメリカも含めまして世界経済にとってもプラスに寄与するということは基本だろうと思います。ただし、その上で、御指摘のありましたとおり、金利水準の調整ということを行う場合には、それが内外の市場にどのような影響を与えるかといったことも十分配慮しながら進めていく必要があるというふうに考えております。
いずれ先行き物価安定の目標の実現に近づく際には、この出口に向けた戦略や方針について、内外の市場参加者に対し適切に情報発信していくことが大事であると思いますし、そうしたしっかりとしたコミュニケーションを続けながら安定を確保しつつ、しっかりとした対応を取るということは可能であるというふうに考えております。