高篠和憲の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(高篠和憲君) ちょっとお答えにならないかもしれないんですけれども、感想的に。
国有林では、人工林の場合、僕らが聞いているのは伐期六十年と聞いていて、北海道の道有林の場合は五十年と聞いているんですよね。その辺も含めて、我々にとって、先ほど議論の中で、泉参考人の方から、五十年じゃなくて百年、百五十年と長く見ていかなきゃならないでしょうという御質問もあったんですけど、今我々の現実では、長期に太くして売ろうと思って皆さん造林しっかり頑張ってきたんですけど、そのいい例が、今、林業協会というか、いろいろマスコミにも出ていらっしゃる速水林業のオーナーが、私どもも見学行ったんですけれども、長伐期でいいヒノキを作るといって、百年と長くやっていたんだけど、全然売れないわということで、今は杉を四十年、五十年、早くに切って売っている方に方針変えたよと言っているんですよね。
我々自身も、東北でも私ども見学してましたけれども、三十センチ、四十センチと大きくなった木を高く売りたいんですけれども、いや、そんな木、太い木は重いし、別に今は製材機械いいから、どんどん切れるから太くなくていいよと、逆に二十センチ台の方が高くて三十センチ台が低いというような現実があるんですよね。
それとあと、人工林の場合は、私どもどうも、切っているんですけど、六十年、七十年たった木は、本当、先ほど私言ったんですけど、ちょっと腐れが多くて、高い木の比率、我々はパルプ率、原材料率というんですけど、山から出てきたやつがひどいときは六〇%がもうパルプ原料材、あるいはバイオマスに向けるしかないというような木が、もう節だらけ、あるいは腐れが入ってくるような木が結構あって、やはり五十年というのは一つのサイクルかなと。やはり、五十年でやはり人工林は植えて育ててというふうに回していけば、その中でちゃんと仕事動いていくんじゃないかと。中には、はりとかで太い木が欲しい、高く売りたいというのはあるんですけど、実際は今集成材の技術とかもあるので、太い木要らないよと今はなっているんです。でも、やはり一本の無垢でどんといい柱をやってみたいというのは私ども今でもそう思っていますけれども、現実はそうではないかなと。
それに含めて、我々も議論をかなり林野さんとはしているつもりなんですけれども、林業そのものは議員さんとかそれほど余りお願いもしていないし、PRが悪いんですけれども、やはり林業のことをもっともっと深く知ってほしいなというふうにはいつも思っています。それはちょっと答えにならないかもしれないですけれども。
そういう意味で、いろんなところで今こうやって関心が出てきたので、皆さんで議論をして、いい方向で、それにうちらも対応したいと思っておりますので、よろしくお願いします。