泉英二の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(泉英二君) それでは、まず、未来投資会議等からの強い力でという今回のこと、これがあったことはもう事実だと思います。
それで、政府、林野庁の方におかれてはかなり苦慮されたと思います、私。やはり、林野庁という、林業にとっては最大組織ですけど、林野庁にとっては国有林は一番ランクの高い位置付けになり、二番目に治山、林道、森林整備という公共事業、三番目が民有林と、これ十年ぐらい前までずっと言われている、国有林はもう林野庁にとっては最も重要な問題ということ。
ですから、恐らく今回非常に苦労されて、それで法案自身も半分ぐらい骨抜きにして、それから、運用というところでどうして十年十年とそう言うのと。そんなの今頃から十年と言っていていいのぐらい、いろんな運用について情報を出しまくりというような形というので、結果的に、恐らく一番しんどいと思われたストレートなコンセッション方式ということはほぼ、運用も含めて、法案の条文及び運用を含めてある程度抑え込めたということで、良かったと思っていらっしゃるんじゃないんでしょうかね。
ただ、私は、実は竹中さんの方もそれほど不機嫌じゃないんじゃないかと思うのは、やっぱり道は開いたんですね。道は開くんですね、今回。道は開いた上で、政権が替わってしばらくしたらこれを廃止するのか、はたまた省令、政令で更に強化してうまく使っちゃおうというような形の方が強まるのかということは、これは今後の運用次第という。それはもう国会にかけなくても政令、省令でできますということで、今、十年と言っていますけど、あれ根拠がないわけですというようなこと。五年でやっている、その契約を交わしますという、それももう、どういう制度を変えることも実は国会を通さなくて変えられるわけです。ですから、そういうところに向けて今回道を開くんだということはやっぱり大きく残ることだろうということ。
それから、国有林の問題、もうやはり一般論、総論というような形の段階かどうかということについては、事態は、国有林、それから民有林も去年の場合というような形を含めて、今、去年、今年を通じて日本の林政は戦後恐らく極めて大きい転機に来ているという、そこの転機に当たっていろんな問題、課題が噴出してきている。
先ほど、五十年で皆伐論ということについても、高篠参考人とか、いろいろ私ども意見がちょっと違っているようにも見えるかもしれませんが、いろいろ話し合えば余り違っていないとは思うんですけれども、そういうところがどうもオープンに議論されない。
なかなか担当している林野庁さんが、これまでやはり自然保護運動から始まる様々な社会的な運動を、非常に痛め付けられてこられている省庁ですので、どうもオープンに議論してみんなにもっと問題を投げかけていくという姿勢に欠けていると、全部自分でしょい込んでしまって苦労していらっしゃると。それはやっぱり全部、森林・林業基本法だ、森林法だ、国有林野管理経営法だ、全部に縛られた形の中で御苦労されているということを、ぼつぼつ、この林政大転換期に当たってもう一度大きく見直していただくということを是非参議院の皆様方にもお願いできたらということでございます。