安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 千葉県野田市で十歳の女の子が死亡し、両親が逮捕された事案について、このような形でお亡くなりになられたことは誠に痛ましく、あってはならないことだと思います。
本来であれば慈しんで守り育てるはずのお父さんが暴力を振るった、虐待をした。このことをアンケートを通して学校に伝えるというのは、心愛ちゃんにとっては本当につらい決断だったと思います。本当に、この幼い子供が必死の思いで勇気を振り絞って発したこのSOSを、子供たちを守るとりでとならなければならない学校や教育委員会が受け止めることができなかった、幼い命を守り切れなかったことは、本当に悔やんでも悔やみ切れないことであります。
まさに、本来は家庭が子供たちを守り、守り抜いていく、我が身に代えても守り抜いていくはずでありますが、その家庭で虐待を受けている以上、最後のとりでは、山本先生がおっしゃったように学校であり教育委員会であり児童相談所でなければならないわけでありまして、今回の事件を政府としては深刻に受け止めております。
児童虐待の防止対策については、政府一体となって取り組むため、昨年七月に緊急総合対策を決定しました。自治体の取組に対する警察の全面的バックアップなど、関係省庁が連携してやれるべきことは全てやるという強い決意で取り組んでいきます。
今般の事案を受けて、明日、関係閣僚会議を開催し、緊急的な子供の安全確認、そして虐待の可能性のある児童の情報の取扱い、今回これは大きな問題となりました、虐待の可能性のある児童の情報の取扱いに関する新たなルールの設定、そして児童相談所と学校など関係機関の更なる連携の強化などの対応策を協議することとしております。
そしてさらに、昨年十二月には児童相談所強化プランを前倒しして、前倒して見直しをし、新たなプランの下で、二〇一七年度時点で三千二百四十人であった児童福祉司を二千人増加し、増員し、二〇二二年度には五千人を超える体制に抜本的に拡充を行い、全市町村に身近な相談拠点を設置するなど、何よりも子供の命を守り抜いていくことを最優先に、あらゆる手段を尽くして児童虐待の根絶に向けて政府を挙げて全力で取り組んでまいります。