上月良祐の発言 (予算委員会)
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○上月良祐君 ありがとうございます。
例えば、逆の目線で見て、どこかの国のどこかの州のトップが、例えば年一回だけやってきて、二、三日のイベントをやるということをやっても商流にはならないですね。人を張って、PRに継続的にお金を掛けて、現地の方々との信頼関係をつくってビジネスにしていかなきゃいけない。
地元のメーカー、酒造メーカーでも、もうオーストラリアに八、九年親族が住み込んで販路を拡大していたり、あるいは海外のコンテストで優勝した後、ビールを、欧米のまねじゃなくて日本らしいビールを造るということでアメリカを中心に大きく伸ばしているような会社もあります。それぞれに大変苦労して、時間とお金もコストも掛けて一生懸命やっていらっしゃいます。
一兆円という目標は通過点だと思います。そういう意味では、それが達成できたかどうかも重要ですけれども、それ以上に課題が何なのかを把握して、次に向かって体制をつくっていく、それが大変重要だと思いますので、是非とも大臣には引き続き頑張っていただきたいと思っております。
それから、外の力じゃなくて、内なる力についてちょっと何点かお聞きしたいと思います。
一つ目は、建設業の関係なんです。石井大臣にお聞きしたいと思います。
建設業の関係というと、しっかり予算を確保するということがよく言われます。これは大変重要なんです。大変重要なんですけれども、マクロの予算を確保する以上に地域経済にとって重要なのは、ミクロの発注なんです。予算があったって赤字で取らなきゃいけないような発注では全く意味がない、地域経済には意味がないんです。発注の重要性というのはなかなか分かっている人いなくて、品確法の改正もあって、予定価格であるとか適正工期の問題であるとか、公共関係では少しずつ取組が前進しているようではあります。
しかし、人手不足の中で、現場を回ると結構悲痛な声聞こえてくるんです。この工期でどうやって週休二日取らせられるんだとか、この受注額でどうやって社会保険加入できるんだというような声が下請の皆さんから聞こえてきます。きちんとした工期で適正な額で発注をされなければ、週休二日も社会保険も、そして一番何より大切な安全の問題も確保も絶対にこれできないんです。若年入職者も結果的に確保できることにもなりません。
私は、そもそも法定福利費とかを競争対象にすべきなのかというふうに強く思っております。それは別枠で取っておいて、それで入札するなりして別枠で加算してあげなければ、重層下請に行く過程でどうしても額が確保しにくくなるのは、これは誰が見ても明らかなのかなと思います。
また、年度をまたぐ繰越しとかということにもしっかり対応していただきたいと思っておりまして、官だけではなくて民民も含めた適正な発注の在り方につきまして、石井国交大臣のお考え、お取組を伺いたいと思います。