五百旗頭真の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(五百旗頭真君) ありがとうございます。
先ほども言いましたけれども、日本は自前で国防を全うする準備は戦後持っておりません。平和憲法の下で限られた防衛力のみしか持たないというのを方針としてきていると。それが、冷戦期はそれでよかったんです。米ソ両超大国は地域紛争起こることに対して否定的で、抑えが利きました。しかし、今何でもありになってきたんですね。
その中で、北朝鮮は、御承知のように核とミサイルを振りかざして脅しまくる、中国は物すごい軍拡をやると。それを使って支配を広げる意思がなければいいんですけれども、南シナ海を見れば、実際にフィリピン、ベトナムから随分奪っているわけですね。ということは、対応力がないとね。その対応力は二種類があって、一つはその国、もう一つは国際関係ですね。
フィリピンの場合には、アメリカとの同盟関係を切ったところで取られちゃったわけですよね、自前のものは余りないと。日本の場合には、どちらも、日米同盟はしっかり維持していますし、それから自前の能力も、さっきも言ったように海上保安庁、そして海自の潜水艦、それからSSMという対艦ミサイル。下手なことをしたら自分の方が恥をかくかもしれないという危惧があれば下手なことをしないんですね。それで平和が保てる。
ところが、今物すごい軍拡が行われていることによって、今までその三つが抑えになっていたものがもはや無用になりかねないほどの状況、それに対して今非常に深刻だというふうに思う。自前で何をしなきゃいけないか。
アメリカの場合には、トランプ大統領が非常に衝動的ですので、ペンタゴンは一貫した観点を持っていますけれども、そういう中で、国際関係と自前という両方を組み合わせて頑張らなきゃいけないと思います。