西山圭太の発言 (経済産業委員会)
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○西山政府参考人 お答えを申し上げます。
今委員から御指摘のございましたとおり、我が国の、業種を超えて、企業が当面しております課題は、デジタル技術の活用を前提として経営のあり方を変革するデジタルトランスフォーメーションだということになります。
その際、一つには、これも今御指摘がございましたとおり、過去の企業のITシステムの多くが、過度に部門ごとにカスタマイズされた、特化されたシステムが多いものですから、その開発の仕方が、現代の共通の仕様を重んじるデジタル技術の導入を困難にさせている状況を生んでいるというふうに理解をしております。
そうしたいわば負の遺産の状況に対処しつつ、なおかつ経営戦略とデジタル戦略を一体化する。すなわち、経営にとって大切な指標は、部門を超えて常に経営者がデジタル的に把握をすることができ、なおかつ、みずからの会社の製品やサービスとシステムを連動させるといったようなことが必要になってまいるわけでございますけれども、そうしたことを実現しようとしますと、当然これまでのITシステムとある意味で非連続に新しいシステムを導入する決断をすることが必要になります。それは、当然にある種のリスクと大きな投資の判断を伴いますので、私どももさまざまな業種の経営者の方、あるいはそれをサポートしている情報システム役員の方と議論をしてまいりましたけれども、そうした大きな決断を経営者がするには、やはり何らかの後押しが必要であるという御意見を多く頂戴いたしました。
そうしたことの中で、私どもとしては、今委員から御質問のございました、デジタルガバナンス・コードと呼んでおりますけれども、この法律に基づく指針を策定して、特にこれを経営者向けに理解をしていただくことで、経営者のそうした判断をぜひ後押しをしたいというふうに考えております。
なお、さらに、こうした判断は大企業のみならず、中小企業にも幅広く広げてまいることが必要でございますので、それを支援すべく、この指針のみならず、IT導入補助金など各種の補助金制度や、コネクテッド・インダストリーズ税制等の措置、あるいはデジタル人材を幅広く、裾野広く育成するための仕組みを活用しながら、そうした中小企業の取組も実行できるように後押しをしてまいりたいというふうに考えております。