内田聖子の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(内田聖子君) ありがとうございます。
 ちょっと的確なお答えになるか分かりませんけれども、結局この今の二国間FTA、あるいはこのTPPのような地域間協定というのが、二〇〇〇年代以降、まあ米国は九〇年代以降ですけど、進んできたのは、やはりWTOが機能しなくなったからそうなってきているわけですね。
 ですから、私は、今のWTOというフォーラムは様々な問題を抱えていると思うわけですが、ですけど、やはり唯一の多国間交渉を保障する場であり、途上国も含め百六十か国以上入っていると、一国一票制であるということですので、私たちは、実は市民社会はWTOにもどんどん批判をしてきたわけなんですけれども、つまり途上国がやはり非常に不利な立場になる。
 ですけど、時代はどんどん変わっていて、もはやFTAなどでどんどんいろんなレベルのいろんなルールが生み出されて、それが込み入ってスパゲッティボウルというような状況になるくらいであれば、やはりきちんと原点のWTOというところに返って、やはりそこできちんと合意をつくって、透明性も高め、民主的な意見、意思決定をするというところが今一番世界の経済体制、貿易体制が直面していることなのかと。ですから、WTOというところに戻る。
 その意味で、アメリカはやはりWTOを非常に軽視していて、問題だという行動を取っていると思っております。

発言情報

speech_id: 120013950X00720191128_024

発言者: 内田聖子

speaker_id: 132

日付: 2019-11-28

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会