五道仁実の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(五道仁実君) お答え申し上げます。
ダムの事前放流については、利水者の協力の下、利水容量の一部を事前に放流し、一時的に洪水調節容量を確保する操作でございます。このように、降雨が予想される場合には、ダムにおいてできる限り水位を下げ、洪水を調節するための容量を確保していくことは有効な手段であり、国土交通省といたしましても、事前放流の取組を推進しているところでございます。
台風第十九号においては、先ほどお話をさせていただきましたとおり、国土交通省が所管する百四十六のダムにおいて、洪水を貯留することにより下流河川の水位を低下させ、下流域の被害の防止、軽減を図ったところでございます。
事前の放流には、洪水時に治水のために計画的に実施する予備放流と利水者の協力を得て実施する事前放流がありますが、このうち、事前放流を行って水位を下げたダムは、関東地方を中心とした三十三ダムでございます。
このうち、利根川水系渡良瀬川の草木ダムでは、予備放流で約三メーター、事前放流で約十四メーターを事前に貯水位を低下させました。草木ダムでは、異常洪水時防災操作に移行する可能性について十二日二十時に記者発表をしたところでございますが、その後回避をしており、この貯水位の低下がなければ異常洪水時防災操作に移行していたと推測されるところでございます。
国土交通省といたしましては、今後も、関係利水者と調整を行い、事前放流の取組を推進することにより、洪水被害の軽減に努めてまいります。