大島敦の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○大島(敦)委員 衆議院議員の大島です。
竹本大臣に何問か質問をさせてください。
科学技術特別委員会で質問させていただくこと、本当に光栄だと思っています。
まず、量子の技術。
「プラトーン」でアカデミー賞をとったオリバー・ストーン監督の「スノーデン」という映画を見ると、なかなかよくできている映画で、対日の傍受の仕事をやっていたところがリアルに描かれています。アカデミー賞をとった監督の映画ですから、荒唐無稽な話ではないのかなと思っていまして、唯一秘匿できるデータのやりとりは量子暗号です。これは、NICTの佐々木先生がここ二十年間かけて中心的にやってきた技術。
あとは、量子コンピューターですね。二〇一六年の一月、僕はNTTの厚木に行きまして、今回、政府の量子技術イノベーション有識者会議のメンバーである寒川先生から、四年半前に光の量子コンピューターについて説明を受けたことがあります。翌々年、うまくいったというお話を伺いました。
ですから、国の基本技術はやはり量子だと思っていまして、これまでの私たちの国の技術は一九六〇年代の技術の延長だったと考えています。余りおもしろくないと思っています。本当にそれをブレークスルーするのはこの領域かなと思っていまして、ですから、量子コンピューターができれば世界の全ての暗号システムは全て解読することが可能ですから、やはりこの分野をしっかりと我が国がリードすることが必要だと思います。
アメリカでは論文はほとんど出ていません。衛星量子通信は、恐らく今、もう実験段階を過ぎて、実用化しているんじゃないのかなと思っています。
中国は、三、四年前だったかな、もっと前だったか、今の国立天文台の常田先生がJAXAの宇宙研の所長だったときにちょっとお伺いしたら、中国は六百キロの衛星を打ち上げたという話を聞いていて、それもうまくいっています。
日本は、かすかすの中で、ようやくこの分野、保っているのが我が国ですので、ぜひ大臣には、この分野、応援したいと思っています。
私たちの、仮に政治が上部構造だとすれば、政治を規定しているのは経済です。経済を規定しているのは科学技術ですから、科学技術が私たちの国の未来を規定しているわけ。
昨年、ここにいらっしゃる先生方、渡海先生始めとして皆さんの御協力で研究開発力強化法案が成立をして、ムーンショット、これはアポロ計画だったと思います。今からもう三十年以上前、私がデュッセルドルフの事務所で駐在員のときに、ドイツのドイチェス・ムゼウム、ミュンヘンにあります科学技術の博物館を見ると、アポロ計画、ソユーズ計画とあって、その展示の真ん中に一つロケットがあるの。V2なの、ロンドンを攻撃していた。彼らにとっては宇宙技術の根幹はV2から始まっているということを展示で見せているわけですよ。
やはりこの科学の領域は我が国の安全保障そのものだと思うものですから、まず一問目、量子技術について、産業安全保障上の観点から、我が国としても技術開発や国際標準等の取組を一層強化することが不可欠であると考えますけれども、特に、大臣、この国際標準が大切なんです。四、五年前だったかな、サイバーダイン社の山海先生とお話ししたら、やはり標準化、この標準化をとることによって、世界の全ての技術がそこに集まるんです。この標準化を我が国がとっていくことが、黙っていても世界じゅうから技術が集まることになるものですから、その点についての大臣の御答弁、よろしくお願いします。