江田康幸の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)

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○江田(康)委員 公明党の江田康幸でございます。
 本日は、私も科学技術を専門とする人間の一人として、科学技術基本法改正案について質問をさせていただきます。
 その前に、まず、新型コロナウイルスの感染症について、開発が急がれる治療薬、ワクチンの開発について一問だけお聞きをさせていただきたいと思っております。
 ワクチンの開発でありますが、感染の拡大を防止して感染を終息させる、そのためには、最終的には、有効なワクチンが開発されなければなりません。ワクチンの開発にはどんなに急いでも二年以上はかかるわけでありまして、失敗してもやり直しはきかない。今から複数のワクチン開発を同時並行して支援していくべきであります。
 国内外で開発されているワクチンは百二十にも上りますが、大きく分けて、ウイルスを培養して感染性や毒性をなくした不活化ワクチン、また、遺伝子組み換え技術で作成した組み換えたんぱくワクチン、そしてウイルスの遺伝子を組み込んだベクターワクチンやメッセンジャーRNAワクチン、またDNAワクチン、こういうものがございます。
 国内では、AMEDの研究で、九つの研究が進んでいるわけでありまして、いずれも研究段階でありますが、感染研やKMバイオが進める不活化ワクチン、また、感染研やUMNファーマ、塩野義が進める組み換えたんぱくワクチン、さらには、東大医科研と第一三共が進めるメッセンジャーRNAワクチン、さらに、大阪大学とアンジェスが進めるDNAワクチン、そして、IDファーマが進めるベクターワクチン等々でございます。動物での有効性、安全性試験を進めて、早いところでは七月から臨床試験を開始する、そういう予定になっております。
 海外でも同様のワクチン開発が進んでおりまして、モデルナが開発中のメッセンジャーRNAワクチンが最も早くて、第一相試験を終了して、ことし秋にも、緊急使用として一部の対象者にワクチンを投与できるとしております。ほかにも、イノビオ社のDNAワクチン、またノババックスの組み換えワクチン、これらも進んでおりまして、オックスフォードのウイルスベクターワクチンもかなり進んできているところでございます。
 長くなりますが、このような状況の中で、将来、ワクチンが国内で十分に供給されるためには、国内産のワクチンが開発されなければならないわけであります。しかし、そのためには、これまでの承認されたことのないDNAやメッセンジャーRNAワクチンの安全性の評価や、また、ワクチンに感染増強作用がないことの確認や、さらには、免疫応答の持続性さらには有効性の評価、そして大量生産体制の整備と、多くの課題をこれはクリアしていかなければならないわけであります。
 そこで、国内のワクチン開発の推進について質問をさせていただきます。
 国は、ワクチンの研究開発を企業や研究機関に丸投げするのではなくて、米国のNIAIDのようなワクチン開発の司令塔で研究開発の全体を支援すべきではないですか。いかがですか。
 また、個別のワクチン開発の支援に加えて、共通の動物モデル評価系や、また臨床試験の評価系モデルを確立して臨床試験を強力に推進することが重要と考えますが、いかがでしょうか。
 そして最後に、大量生産体制の整備におきましては、国内企業が有する既存の新型インフルエンザワクチン製造設備などの活用も含めて幅広く実用化を推進すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 これらについて、政府の考えをお聞きしたい。

発言情報

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発言者: 江田康幸

speaker_id: 29266

日付: 2020-06-01

院: 衆議院

会議名: 科学技術・イノベーション推進特別委員会