山内康一の発言 (外務委員会)
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○山内委員 忙しいということはよくわかりますが、飛行機の移動時間分ぐらいは余裕ができているんじゃないかなと思いますので、ぜひ、子供に対する暴力撲滅、力を入れていただきたいと思います。
次に、時間がなくなってきましたが、石炭火力発電所の輸出についてお尋ねをしたいと思います。
石炭火力発電所というのは、もはや時代おくれの化石になりつつあります。最新鋭の高効率の石炭火力発電所であっても、単位当たりのCO2の排出量は天然ガスコンバインド発電の二倍ぐらい。最も効率のいい石炭火力でさえ天然ガスよりも相当効率が悪いわけですね。石炭火力がこれだけ効率が悪いのになぜこれまで使われてきたかというと、単に石炭が安いからということに尽きると思います。
しかし、石炭が安かったのも、これからは過去の話になるんじゃないか。もはや、ちょっと前にニューヨークの原油先物相場で原油にマイナス価格というのがつきました。原油が下がると、LNGがぐっと下がります。原油とLNGが下がってくると、石炭の価格優位というのはだんだんなくなってくるということが言われております。
それから、企業の側でも、社会的責任投資とかESG投資という言葉が定着していますので、化石燃料からの投資の引揚げ、ダイベストメントというのも進んでいますので、今や大手の商社もメガバンクも、石炭火力に投資をするところはだんだんなくなってきている。その中で、相変わらず日本は円借款で石炭火力を輸出しようとしている。こういう状況は、本当に先進国にあるまじき状況だと思います。
唯一アメリカが、日本と同様、先進国の中では石炭火力に比較的寛容だったんですけれども、トランプ大統領じゃなくなったときには、恐らく大きく流れも変わるかもしれません。そういった意味では、今、早目に石炭火力から撤退しておかないと、日本は相当まずいことになる。
しかも、石炭火力、最新鋭のものをどかんとつくっても、今からつくっても、それを、耐用年数、あと三十年ぐらい使い続けられるかというと、恐らく、そんなに長いこと使う前に脱炭素化が進んで、石炭火力は時代おくれになると思います。そうなると、後で、ODAでせっかくつくってあげたのに逆に恨みを買いかねない、そういう状況が生まれてしまうんじゃないかと危惧しております。
こういった石炭火力の輸出は即、少なくともODAではやめるべきだと思いますが、それについて、外務省の見解をお尋ねします。