外務委員会
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会
会議録情報#0
令和二年五月二十日(水曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 松本 剛明君
理事 岩屋 毅君 理事 木原 誠二君
理事 鈴木 憲和君 理事 中山 泰秀君
理事 山田 賢司君 理事 大西 健介君
理事 山内 康一君 理事 竹内 譲君
小野寺五典君 尾身 朝子君
城内 実君 黄川田仁志君
新藤 義孝君 杉田 水脈君
鈴木 貴子君 鈴木 隼人君
武井 俊輔君 中曽根康隆君
中谷 真一君 中山 展宏君
阿久津幸彦君 小熊 慎司君
岡田 克也君 吉良 州司君
玄葉光一郎君 森山 浩行君
岡本 三成君 赤嶺 政賢君
穀田 恵二君 杉本 和巳君
井上 一徳君
…………………………………
外務大臣 茂木 敏充君
厚生労働副大臣 橋本 岳君
外務大臣政務官 尾身 朝子君
外務大臣政務官 中谷 真一君
外務大臣政務官 中山 展宏君
防衛大臣政務官 渡辺 孝一君
政府参考人
(内閣府大臣官房政府広報室長) 田中愛智朗君
政府参考人
(消防庁審議官) 鈴木 康幸君
政府参考人
(外務省大臣官房地球規模課題審議官) 塚田 玉樹君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 小林 賢一君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 松浦 博司君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 宇山 秀樹君
政府参考人
(外務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官) 赤堀 毅君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 大隅 洋君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 齋田 伸一君
政府参考人
(外務省北米局長) 鈴木 量博君
政府参考人
(外務省国際協力局長) 鈴木 秀生君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房総括審議官) 佐原 康之君
政府参考人
(特許庁総務部長) 佐藤 朋哉君
政府参考人
(環境省大臣官房審議官) 上田 康治君
政府参考人
(防衛省地方協力局次長) 青木 健至君
外務委員会専門員 小林 扶次君
―――――――――――――
委員の異動
五月二十日
辞任 補欠選任
玄葉光一郎君 吉良 州司君
穀田 恵二君 赤嶺 政賢君
同日
辞任 補欠選任
吉良 州司君 玄葉光一郎君
赤嶺 政賢君 穀田 恵二君
―――――――――――――
五月十九日
社会保障に関する日本国とスウェーデン王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
社会保障に関する日本国とフィンランド共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一三号)
刑を言い渡された者の移送に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件(条約第一四号)
専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書18の締結について承認を求めるの件(条約第一五号)
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所の特権及び免除に関する日本国政府と国際獣疫事務局との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一六号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
社会保障に関する日本国とスウェーデン王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
社会保障に関する日本国とフィンランド共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一三号)
刑を言い渡された者の移送に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件(条約第一四号)
専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書18の締結について承認を求めるの件(条約第一五号)
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所の特権及び免除に関する日本国政府と国際獣疫事務局との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一六号)
国際情勢に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 松本 剛明君
理事 岩屋 毅君 理事 木原 誠二君
理事 鈴木 憲和君 理事 中山 泰秀君
理事 山田 賢司君 理事 大西 健介君
理事 山内 康一君 理事 竹内 譲君
小野寺五典君 尾身 朝子君
城内 実君 黄川田仁志君
新藤 義孝君 杉田 水脈君
鈴木 貴子君 鈴木 隼人君
武井 俊輔君 中曽根康隆君
中谷 真一君 中山 展宏君
阿久津幸彦君 小熊 慎司君
岡田 克也君 吉良 州司君
玄葉光一郎君 森山 浩行君
岡本 三成君 赤嶺 政賢君
穀田 恵二君 杉本 和巳君
井上 一徳君
…………………………………
外務大臣 茂木 敏充君
厚生労働副大臣 橋本 岳君
外務大臣政務官 尾身 朝子君
外務大臣政務官 中谷 真一君
外務大臣政務官 中山 展宏君
防衛大臣政務官 渡辺 孝一君
政府参考人
(内閣府大臣官房政府広報室長) 田中愛智朗君
政府参考人
(消防庁審議官) 鈴木 康幸君
政府参考人
(外務省大臣官房地球規模課題審議官) 塚田 玉樹君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 小林 賢一君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 松浦 博司君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 宇山 秀樹君
政府参考人
(外務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官) 赤堀 毅君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 大隅 洋君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 齋田 伸一君
政府参考人
(外務省北米局長) 鈴木 量博君
政府参考人
(外務省国際協力局長) 鈴木 秀生君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房総括審議官) 佐原 康之君
政府参考人
(特許庁総務部長) 佐藤 朋哉君
政府参考人
(環境省大臣官房審議官) 上田 康治君
政府参考人
(防衛省地方協力局次長) 青木 健至君
外務委員会専門員 小林 扶次君
―――――――――――――
委員の異動
五月二十日
辞任 補欠選任
玄葉光一郎君 吉良 州司君
穀田 恵二君 赤嶺 政賢君
同日
辞任 補欠選任
吉良 州司君 玄葉光一郎君
赤嶺 政賢君 穀田 恵二君
―――――――――――――
五月十九日
社会保障に関する日本国とスウェーデン王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
社会保障に関する日本国とフィンランド共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一三号)
刑を言い渡された者の移送に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件(条約第一四号)
専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書18の締結について承認を求めるの件(条約第一五号)
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所の特権及び免除に関する日本国政府と国際獣疫事務局との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一六号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
社会保障に関する日本国とスウェーデン王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
社会保障に関する日本国とフィンランド共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一三号)
刑を言い渡された者の移送に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件(条約第一四号)
専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書18の締結について承認を求めるの件(条約第一五号)
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所の特権及び免除に関する日本国政府と国際獣疫事務局との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一六号)
国際情勢に関する件
――――◇―――――
松
松本剛明#1
○松本委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房地球規模課題審議官塚田玉樹君、大臣官房審議官小林賢一君、大臣官房審議官松浦博司君、大臣官房審議官宇山秀樹君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官赤堀毅君、大臣官房参事官大隅洋君、大臣官房参事官齋田伸一君、北米局長鈴木量博君、国際協力局長鈴木秀生君、内閣府大臣官房政府広報室長田中愛智朗君、消防庁審議官鈴木康幸君、厚生労働省大臣官房総括審議官佐原康之君、特許庁総務部長佐藤朋哉君、環境省大臣官房審議官上田康治君、防衛省地方協力局次長青木健至君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房地球規模課題審議官塚田玉樹君、大臣官房審議官小林賢一君、大臣官房審議官松浦博司君、大臣官房審議官宇山秀樹君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官赤堀毅君、大臣官房参事官大隅洋君、大臣官房参事官齋田伸一君、北米局長鈴木量博君、国際協力局長鈴木秀生君、内閣府大臣官房政府広報室長田中愛智朗君、消防庁審議官鈴木康幸君、厚生労働省大臣官房総括審議官佐原康之君、特許庁総務部長佐藤朋哉君、環境省大臣官房審議官上田康治君、防衛省地方協力局次長青木健至君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
松
松
山
山内康一#4
○山内委員 立憲民主党の山内康一です。
きょうは、最初に、クールジャパン事業、内閣府の事業について、それとパブリックディプロマシーの関係についてお尋ねします。内閣府と外務省、両方に質問させていただきたいと思います。
まず、このクールジャパンという言葉についてなんですけれども、もともとクールジャパン事業というのは、広く知られていることですが、イギリスのクール・ブリタニア・キャンペーンのある意味まねとして始まったわけですね。
もともと、クール・ブリタニアという言葉は、ルール・ブリタニアという有名な言葉のしゃれというか、韻を踏んでいるというか、という言葉でして、クール・ブリタニア・キャンペーン、これは、一九九〇年代の後半、ブレア労働党政権のときに始まって、まあそこそこ成果の上がった戦略、パブリックディプロマシーの戦略と言われております。
しかし、このクールジャパン、もう今二〇二〇年代ですけれども、日本がまねしているのは九〇年代後半のイギリスのクール・ブリタニア・キャンペーンなんですね。今や、クール・ブリタニア、余り、多分、英語圏ではそんなに聞かなくなっているんじゃないか、もう死語になりつつある、クールじゃない言葉になりつつあります。にもかかわらず、日本政府は、相変わらずクールジャパン・キャンペーンというのに多額のお金をかけ続けております。
行政評価レビューシートを参考に調べてみると、平成二十七年から令和元年度まで五年連続、大体一年に三十六億円かけて、このクールジャパン事業というのをやられています。そこを受注しているのは大体、電通とか博報堂とか、いわゆる広告代理店ばかりなんですけれども、この事業、どういう基準で受注先を選んでいるのか、まず内閣府にお尋ねをしたいと思います。
この発言だけを見る →きょうは、最初に、クールジャパン事業、内閣府の事業について、それとパブリックディプロマシーの関係についてお尋ねします。内閣府と外務省、両方に質問させていただきたいと思います。
まず、このクールジャパンという言葉についてなんですけれども、もともとクールジャパン事業というのは、広く知られていることですが、イギリスのクール・ブリタニア・キャンペーンのある意味まねとして始まったわけですね。
もともと、クール・ブリタニアという言葉は、ルール・ブリタニアという有名な言葉のしゃれというか、韻を踏んでいるというか、という言葉でして、クール・ブリタニア・キャンペーン、これは、一九九〇年代の後半、ブレア労働党政権のときに始まって、まあそこそこ成果の上がった戦略、パブリックディプロマシーの戦略と言われております。
しかし、このクールジャパン、もう今二〇二〇年代ですけれども、日本がまねしているのは九〇年代後半のイギリスのクール・ブリタニア・キャンペーンなんですね。今や、クール・ブリタニア、余り、多分、英語圏ではそんなに聞かなくなっているんじゃないか、もう死語になりつつある、クールじゃない言葉になりつつあります。にもかかわらず、日本政府は、相変わらずクールジャパン・キャンペーンというのに多額のお金をかけ続けております。
行政評価レビューシートを参考に調べてみると、平成二十七年から令和元年度まで五年連続、大体一年に三十六億円かけて、このクールジャパン事業というのをやられています。そこを受注しているのは大体、電通とか博報堂とか、いわゆる広告代理店ばかりなんですけれども、この事業、どういう基準で受注先を選んでいるのか、まず内閣府にお尋ねをしたいと思います。
田
田中愛智朗#5
○田中政府参考人 お答えいたします。
私ども内閣府において実施している事業は、重要事項に関する戦略的国際広報ということで、アベノミクスなど、我が国の重要な施策について、海外テレビですとかあるいはSNS、IT等のツールを用いて海外向け広報を実施しているものでございまして、我が国の基本的な立場や政策に関する国際的な理解を促進する、そういう事業でございます。
それで、今、代理店の選定ということがございましたけれども、それぞれの事業につきましては、企画競争等により事業者を選定して行っているというところでございまして、その際、目的に従いまして、より効率的な広報の手段を提案していただきまして、それを用いながら、外務省と連携しつつ行っているというところでございます。
この発言だけを見る →私ども内閣府において実施している事業は、重要事項に関する戦略的国際広報ということで、アベノミクスなど、我が国の重要な施策について、海外テレビですとかあるいはSNS、IT等のツールを用いて海外向け広報を実施しているものでございまして、我が国の基本的な立場や政策に関する国際的な理解を促進する、そういう事業でございます。
それで、今、代理店の選定ということがございましたけれども、それぞれの事業につきましては、企画競争等により事業者を選定して行っているというところでございまして、その際、目的に従いまして、より効率的な広報の手段を提案していただきまして、それを用いながら、外務省と連携しつつ行っているというところでございます。
山
山内康一#6
○山内委員 内閣府から、このクールジャパン事業、重要事項に関する戦略的国際広報諸費という費目に関係している有識者の方のリストを見せていただきました。まあ、個人名は出さないでほしいと言われているんですが、その十五名の有識者を見ると、ほとんどが広告代理店の関係者あるいは企業の広報の担当者ばかりですね。十五名のうち、一人だけ元海外特派員、マスコミの方で地域の専門性のある人が一人、それと異文化コミュニケーションの専門家が一人いますが、十五分の十三は、まあ、いわゆる企業広報か広告代理店の人ばかりですね。
ある意味で、日本製品を売り込むとか観光客を誘致するだけならそれでいいと思うんですけれども、これをもし外交戦略とかパブリックディプロマシーという文脈で考えるのであれば、ちょっと、広告関係者だけでいいのか、広告業界の発想だけでいいのかと非常に疑問に感じざるを得ません。
クールジャパン戦略のホームページにこういうふうに書いてあります。「世界の「共感」を得ることを通じ、日本のブランド力を高めるとともに、日本への愛情を有する外国人(日本ファン)を増やすことで、日本のソフトパワーを強化する。」と。
目的は日本のソフトパワー強化ということですから、化粧品とかお菓子を売り込むような消費者マーケティングの視点だけで本当にいいのかというふうに思っておりまして、例えば、有識者の選び方、それから、そういう広告業界出身の有識者が選んだら、当然、電通、博報堂に決まるに決まっているんですけれども、こういう選び方で本当にいいのか、大変疑問に思っております。
例えば、アメリカのパブリックディプロマシーの失敗例として有名な例が一つありまして、広告代理店のCEOだったシャーロット・ビアーズという方、広告界の女王と言われた非常に有名な広告業界の方をアメリカの国務省の国務次官に任命しました。広告業界の人だからパブリックディプロマシーが上手じゃないかという結構短絡的な発想で、九・一一の後のアメリカのパブリックディプロマシー政策の責任者になったんですね。
外交経験は全くゼロで、ビジネスの経験だけしかない方が国務次官になって、パブリックディプロマシーをやったらどうなったかというと、結果的には大失敗と評価されています。その評価されている理由、これは、米国の会計検査院の報告によると、例えば、相手国の事情を全く理解していなかった、イスラム圏の文化をわかっていない、あるいは担当者の語学力不足、アメリカ国務省の語学力不足というのは英語力不足じゃないのは明らかで、恐らく、アラビア語とか現地の言葉に関する理解が全く不足していた。
要するに、対象国の理解を全く欠いた消費者マーケティングの発想でパブリックディプロマシーをやると失敗するというのが、アメリカのシャーロット・ビアーズという方の例ですね。
そういう意味では、今、内閣府が選んでいる有識者の人選、本当にこれでいいのか、非常に疑問に思います。それについて内閣府から何かあればコメントをお願いします。
この発言だけを見る →ある意味で、日本製品を売り込むとか観光客を誘致するだけならそれでいいと思うんですけれども、これをもし外交戦略とかパブリックディプロマシーという文脈で考えるのであれば、ちょっと、広告関係者だけでいいのか、広告業界の発想だけでいいのかと非常に疑問に感じざるを得ません。
クールジャパン戦略のホームページにこういうふうに書いてあります。「世界の「共感」を得ることを通じ、日本のブランド力を高めるとともに、日本への愛情を有する外国人(日本ファン)を増やすことで、日本のソフトパワーを強化する。」と。
目的は日本のソフトパワー強化ということですから、化粧品とかお菓子を売り込むような消費者マーケティングの視点だけで本当にいいのかというふうに思っておりまして、例えば、有識者の選び方、それから、そういう広告業界出身の有識者が選んだら、当然、電通、博報堂に決まるに決まっているんですけれども、こういう選び方で本当にいいのか、大変疑問に思っております。
例えば、アメリカのパブリックディプロマシーの失敗例として有名な例が一つありまして、広告代理店のCEOだったシャーロット・ビアーズという方、広告界の女王と言われた非常に有名な広告業界の方をアメリカの国務省の国務次官に任命しました。広告業界の人だからパブリックディプロマシーが上手じゃないかという結構短絡的な発想で、九・一一の後のアメリカのパブリックディプロマシー政策の責任者になったんですね。
外交経験は全くゼロで、ビジネスの経験だけしかない方が国務次官になって、パブリックディプロマシーをやったらどうなったかというと、結果的には大失敗と評価されています。その評価されている理由、これは、米国の会計検査院の報告によると、例えば、相手国の事情を全く理解していなかった、イスラム圏の文化をわかっていない、あるいは担当者の語学力不足、アメリカ国務省の語学力不足というのは英語力不足じゃないのは明らかで、恐らく、アラビア語とか現地の言葉に関する理解が全く不足していた。
要するに、対象国の理解を全く欠いた消費者マーケティングの発想でパブリックディプロマシーをやると失敗するというのが、アメリカのシャーロット・ビアーズという方の例ですね。
そういう意味では、今、内閣府が選んでいる有識者の人選、本当にこれでいいのか、非常に疑問に思います。それについて内閣府から何かあればコメントをお願いします。
田
田中愛智朗#7
○田中政府参考人 お答えいたします。
政府広報の実施に当たりましては、より効果的かつ効率的なものとなるように、広報事業に知見のある外部有識者から業者選定の際に審査に協力いただいているというところでございまして、これはあくまでも実施の手段の評価をしていただいているというところでございます。
事業の実施に際しての外交的観点につきましては、外務省と緊密に連携して、その方針、方向性とそごがないように行っているというところでございます。
この発言だけを見る →政府広報の実施に当たりましては、より効果的かつ効率的なものとなるように、広報事業に知見のある外部有識者から業者選定の際に審査に協力いただいているというところでございまして、これはあくまでも実施の手段の評価をしていただいているというところでございます。
事業の実施に際しての外交的観点につきましては、外務省と緊密に連携して、その方針、方向性とそごがないように行っているというところでございます。
山
山内康一#8
○山内委員 では、外務省の方にもお尋ねしたいと思いますが、外務省から政府広報室へ出向の方もいらっしゃると聞いていますし、外務省と内閣府、協力しているということですけれども、それでは、パブリックディプロマシーの観点で、クールジャパンをやりますというときに、外務省はどういうインプットとかどういう協力をしているのか、あるいは、外務省はどの程度絡んでいるのか、そういった点について、わかる方にお答えいただきたいと思います。
この発言だけを見る →茂
茂木敏充#9
○茂木国務大臣 事務方が答えないようですので、私の方から。
内閣府においては日本国内の重要施策についての広報を行う、一方で、外務省の方は、外交、安全保障、国際協力等、対外政策に関してさまざまな広報を行う、こういう役割分担のもとで、両方が緊密に連携しながら、広報テーマの選定、広報ツール、チャンネル、そういったものを選んでいくということになるわけですけれども、やはり広報ですから、自分にどういう強みがあるか、またそして、相手にどういう関心であったりとかニーズがあるか、こういったことを踏まえてやっていかなければいけないと思っております。
よく、クールジャパンといいますと、和食であったりとか日本酒であったり、こういうことが言われるんですけれども、恐らくその根底にあるのは、日本人の持っている真面目さとかおもてなしの心、そしてきめ細かな心遣い、恐らくほかの国にはないような、そういう日本の心というものがあるんだと思います。そういったものを具現したのが和食の魅力であったりとかする。
在外公館は我が国にとって貴重なアセットでありまして、さまざまな会食の機会に、そういった日本酒や、そして食文化を提供する。これは、単に物を出すというよりも、そういった、まさに日本の持っている心、こういったものを提供するのではないかなと思っております。
そういったことを通じて、日本らしさというものをこれからも国際社会にしっかりと発信をしていきたいと思っております。また、そこで受けたさまざまなインプットであったりとか情報というのは、しっかり政府で共有をしていくようにしたいと思います。
この発言だけを見る →内閣府においては日本国内の重要施策についての広報を行う、一方で、外務省の方は、外交、安全保障、国際協力等、対外政策に関してさまざまな広報を行う、こういう役割分担のもとで、両方が緊密に連携しながら、広報テーマの選定、広報ツール、チャンネル、そういったものを選んでいくということになるわけですけれども、やはり広報ですから、自分にどういう強みがあるか、またそして、相手にどういう関心であったりとかニーズがあるか、こういったことを踏まえてやっていかなければいけないと思っております。
よく、クールジャパンといいますと、和食であったりとか日本酒であったり、こういうことが言われるんですけれども、恐らくその根底にあるのは、日本人の持っている真面目さとかおもてなしの心、そしてきめ細かな心遣い、恐らくほかの国にはないような、そういう日本の心というものがあるんだと思います。そういったものを具現したのが和食の魅力であったりとかする。
在外公館は我が国にとって貴重なアセットでありまして、さまざまな会食の機会に、そういった日本酒や、そして食文化を提供する。これは、単に物を出すというよりも、そういった、まさに日本の持っている心、こういったものを提供するのではないかなと思っております。
そういったことを通じて、日本らしさというものをこれからも国際社会にしっかりと発信をしていきたいと思っております。また、そこで受けたさまざまなインプットであったりとか情報というのは、しっかり政府で共有をしていくようにしたいと思います。
山
山内康一#10
○山内委員 では、せっかくなので、次の外務省に対する質問に続いて行きたいと思います。
まず、パブリックディプロマシーの実施体制についてお伺いしていきたいと思います。
ちょっと今、茂木大臣のお話で、和食でイメージアップみたいなお話がありましたが、私は結構、パブリックディプロマシーと、日本の農産物を売り込むとか観光客を誘致するというのは全然別の発想が必要だと思っていまして、中華料理は大好きだけれども対中強硬派みたいな人はいっぱいいるわけで、あるいは、韓国焼き肉は好きだけれども韓国のヘイト本を読んでいる人もいっぱいいるわけで、和食イコール対日イメージがいい、必ずしもそうとは限らないと思うんですね。
そういった意味では、商品を売り込む、お菓子とか食料品を売り込むという発想ではなくて、日本に対する好感度は、もうちょっと別の次元、そんな薄っぺらい理解とは別の次元で日本の価値を売り込んでいく方法を考えなきゃいけないと思います。
そのときに、電通と博報堂のコピーライターみたいな人たちの発想だけで本当にいいのか。例えばイスラム圏のことを深く理解しているとか、ヨーロッパのことをよくわかっているとか、そういう人がきちんとアドバイスしていかないと、お金をかけている割には、結局は、清涼飲料水を売り込むような、そういう広報に終わってしまうんじゃないかと非常に危惧をしております。
そういった観点も含めて、外務省の現在のパブリックディプロマシーの実施体制についてお尋ねをしたいと思います。
この発言だけを見る →まず、パブリックディプロマシーの実施体制についてお伺いしていきたいと思います。
ちょっと今、茂木大臣のお話で、和食でイメージアップみたいなお話がありましたが、私は結構、パブリックディプロマシーと、日本の農産物を売り込むとか観光客を誘致するというのは全然別の発想が必要だと思っていまして、中華料理は大好きだけれども対中強硬派みたいな人はいっぱいいるわけで、あるいは、韓国焼き肉は好きだけれども韓国のヘイト本を読んでいる人もいっぱいいるわけで、和食イコール対日イメージがいい、必ずしもそうとは限らないと思うんですね。
そういった意味では、商品を売り込む、お菓子とか食料品を売り込むという発想ではなくて、日本に対する好感度は、もうちょっと別の次元、そんな薄っぺらい理解とは別の次元で日本の価値を売り込んでいく方法を考えなきゃいけないと思います。
そのときに、電通と博報堂のコピーライターみたいな人たちの発想だけで本当にいいのか。例えばイスラム圏のことを深く理解しているとか、ヨーロッパのことをよくわかっているとか、そういう人がきちんとアドバイスしていかないと、お金をかけている割には、結局は、清涼飲料水を売り込むような、そういう広報に終わってしまうんじゃないかと非常に危惧をしております。
そういった観点も含めて、外務省の現在のパブリックディプロマシーの実施体制についてお尋ねをしたいと思います。
茂
茂木敏充#11
○茂木国務大臣 まず、若干、私の答弁はそんなふうに申し上げていないと思うんですけれども。
山内先生、今おっしゃるように、相手の関心、ニーズをつかむことが極めて重要である。そして、単に商品ではなくて、その根底にある日本のよさ、日本の誠実さ、おもてなしの心、きめ細かい心遣い、そういう日本人が持っているすばらしさを広報していくんだ、このように私は答弁させていただきました。
この発言だけを見る →山内先生、今おっしゃるように、相手の関心、ニーズをつかむことが極めて重要である。そして、単に商品ではなくて、その根底にある日本のよさ、日本の誠実さ、おもてなしの心、きめ細かい心遣い、そういう日本人が持っているすばらしさを広報していくんだ、このように私は答弁させていただきました。
山
茂
茂木敏充#13
○茂木国務大臣 いろいろなやり方があると思うんですけれども、今全体の状況を考えますと、ソーシャルメディアが極めて発展をしている、したがいまして、例えば、単に政府に働きかけるだけではなくて、世界各国において国民一人一人が世論を形成する力が強くなっているということだと思います。その結果、各国の政府だけではなくて、その国の国民自身の対日理解であったりとか対日好感度が日本をめぐる外交、国際関係に及ぼす影響も大きくなっていくと考えております。
今後、各国の国民に日本のメッセージや魅力を直接届け、日本への理解と親近感を深めてもらうパブリックディプロマシーというものがますます重要になってくると考えております。そのために、外務省においては、海外の有識者やメディアを通じた日本の外交政策に関する広報のみならず、日本の文化、クールジャパンに代表される、幅広い訴求力を持つソフトパワーの発信にも努めているところであります。ここで言いますソフトパワーというのは、単に物ではないというのは何度も繰り返しをさせていただきたいと思っております。
その際、発信の対象となります相手国の関心やニーズを踏まえることは当然でありまして、現地語での発信であったりとか、現地で影響を有する媒体の活用、有識者、インフルエンサーなどとの協力など、相手側の言語、文化、社会を踏まえたさまざまな工夫を行っていく必要があると考えております。
この発言だけを見る →今後、各国の国民に日本のメッセージや魅力を直接届け、日本への理解と親近感を深めてもらうパブリックディプロマシーというものがますます重要になってくると考えております。そのために、外務省においては、海外の有識者やメディアを通じた日本の外交政策に関する広報のみならず、日本の文化、クールジャパンに代表される、幅広い訴求力を持つソフトパワーの発信にも努めているところであります。ここで言いますソフトパワーというのは、単に物ではないというのは何度も繰り返しをさせていただきたいと思っております。
その際、発信の対象となります相手国の関心やニーズを踏まえることは当然でありまして、現地語での発信であったりとか、現地で影響を有する媒体の活用、有識者、インフルエンサーなどとの協力など、相手側の言語、文化、社会を踏まえたさまざまな工夫を行っていく必要があると考えております。
山
山内康一#14
○山内委員 ありがとうございます。
例えば、アメリカの場合は、パブリックディプロマシー諮問委員会、USアドバイザリー・コミッション・オン・パブリックディプロマシーという組織が国務省に置かれておりまして、その委員は上院が承認するような人事で、非常に重要な委員会とされております。イギリスの場合は、パブリックディプロマシー委員会、パブリックディプロマシーボードというのが置かれていまして、外務省、ブリティッシュカウンシル、BBC、観光庁、国防省、いろいろな関係者が集まって議論する。そういう、アメリカやイギリスは非常にフォーマルな組織もしっかり持っていて、非常に権威のある委員会を置いているということであります。
ぜひ日本でも、そういった、外務省、もう既に重視されていると思います、十年前、二十年前に比べると大分体制ができたり組織の名前も変わったりして、以前よりは力を入れているのは承知しておりますが、ぜひ更に強化をしていただきたいと思います。
例えばアメリカの、物の本で読んだところによると、国務省の外交官試験は専門区分が五つありまして、一つは政治、一つは経済、一つは領事業務、一つは管理部門、そしてもう一つがパブリックディプロマシー。だから、外交官になろうと思ったら、この五つの専門性の一つを身につけることがアメリカの国務省では必要条件になっております。
ぜひ日本も、パブリックディプロマシー畑みたいな人を外務省の中で育てていただきたいと思っていまして、そういう体制を更に強化していただきたいと思います。
感想だけでも一言、大臣にお願いできればと思います。
この発言だけを見る →例えば、アメリカの場合は、パブリックディプロマシー諮問委員会、USアドバイザリー・コミッション・オン・パブリックディプロマシーという組織が国務省に置かれておりまして、その委員は上院が承認するような人事で、非常に重要な委員会とされております。イギリスの場合は、パブリックディプロマシー委員会、パブリックディプロマシーボードというのが置かれていまして、外務省、ブリティッシュカウンシル、BBC、観光庁、国防省、いろいろな関係者が集まって議論する。そういう、アメリカやイギリスは非常にフォーマルな組織もしっかり持っていて、非常に権威のある委員会を置いているということであります。
ぜひ日本でも、そういった、外務省、もう既に重視されていると思います、十年前、二十年前に比べると大分体制ができたり組織の名前も変わったりして、以前よりは力を入れているのは承知しておりますが、ぜひ更に強化をしていただきたいと思います。
例えばアメリカの、物の本で読んだところによると、国務省の外交官試験は専門区分が五つありまして、一つは政治、一つは経済、一つは領事業務、一つは管理部門、そしてもう一つがパブリックディプロマシー。だから、外交官になろうと思ったら、この五つの専門性の一つを身につけることがアメリカの国務省では必要条件になっております。
ぜひ日本も、パブリックディプロマシー畑みたいな人を外務省の中で育てていただきたいと思っていまして、そういう体制を更に強化していただきたいと思います。
感想だけでも一言、大臣にお願いできればと思います。
茂
茂木敏充#15
○茂木国務大臣 外務省の職員、それぞれ語学の専門家がいたり、率直に申し上げて、私は、日本の外務省の語学の専門家というのはかなり優秀だと思っております。
さらには、例えば地球規模の課題に対応する、国際文化広報に精通をする、そういう専門分野に秀でた人間というのは更に育成していく必要がある、このように考えておりまして、もちろん、余り硬直的に、全て、入ってから退官するまでずっと広報をやっているというのがいいのかどうかといいますと、私は、いろいろなキャリアパスというものはあっていいし、また、いろいろローテーションすることによってさまざまな経験が積めるというところもあると思いますが、専門能力を養っていくということは極めて重要だと考えております。
この発言だけを見る →さらには、例えば地球規模の課題に対応する、国際文化広報に精通をする、そういう専門分野に秀でた人間というのは更に育成していく必要がある、このように考えておりまして、もちろん、余り硬直的に、全て、入ってから退官するまでずっと広報をやっているというのがいいのかどうかといいますと、私は、いろいろなキャリアパスというものはあっていいし、また、いろいろローテーションすることによってさまざまな経験が積めるというところもあると思いますが、専門能力を養っていくということは極めて重要だと考えております。
山
山内康一#16
○山内委員 全く大臣のおっしゃることに私も同感でして、やはり、おつき合いしている外務省の人を見ていると、ODA畑が長いけれども、キャリアの三分の一か半分もないぐらいはODAをやって、それ以外も回っている、パブリックディプロマシーに全キャリアのうち例えば三分の一か半分ぐらい絡む、そういう人がたくさんいるのがいいんじゃないかなと思います。
それに、私が日本の外交官の中で特に評価が高いと思っているのは、特殊言語の方ですね。アフガニスタン語、パシュトゥン語の高橋さんとか、ロシア語の何とかさんとか、インドネシア語の何とかさんとか、何人か有名な人とお会いしたことがありますけれども、ほかの国の、アメリカの外交官に、日本の外務省の特殊言語の人はすごい人がいると非常に褒められたのを聞いたことがありますけれども、そういう人を大事にしていっていただきたいと思います。
次の質問に行きたいと思います。
ちょっと時間がなくなってきたので、順番を入れかえまして、先に、子どもに対する暴力撲滅円卓会議についてお伺いしたいと思います。
外務省が事務局を担っている国内課題というのはほとんどないと思うんですけれども、この子どもに対する暴力撲滅円卓会議というのは、名前だけ聞くと内閣府かどこかにありそうな会議の事務局なんですけれども、実は外務省にございます。これはなぜか、背景はよくわかりませんが、子供に対する暴力撲滅というのはグローバルなキャンペーンがあったり世界的な組織がありまして、その関係で恐らく外務省が事務局になっていると思います。
SDGsの中にも、国際的な取組として、子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問をなくすということが掲げられております。日本政府は、その子どもに対する暴力撲滅のためのグローバルパートナーシップという取組の中で、パスファインディング国というカテゴリーに入っています。かつ、ドナー国というカテゴリーにも入っています。
日本の外務省、既に、この子どもに対する暴力撲滅基金に六百万ドル資金を拠出しています。さらに、二〇一八年にパスファインディング国ということになりました。このパスファインディング国というのは、ちょっとよくわからない言葉なんですけれども、積極的に国際社会をリードしなきゃいけないという立場なんだと思います。まず、自国内の子供に対する暴力の状況をセルフアセスメントした上で、担当大臣が意思表明をし、政府のフォーカルポイントを指名する。このフォーカルポイントというのは、情報を集める事務局みたいなものだと思います。それから、マルチステークホルダーのプラットフォームを開催しなきゃいけないという義務が課せられます。
そういった取組を外務省は二〇一八年からやっているわけなんですけれども、外務省が事務局になって、厚労省、警察庁、文科省、いろいろな国内のほかの官庁にも声をかけて連携していかなくてはいけないわけです。普通、こういう多省庁をまたがる場合は内閣府とか内閣官房が取りまとめになることが多いと思うんですけれども、珍しく外務省が取りまとめをやっているというふうに理解をしております。
その子どもに対する暴力撲滅円卓会議、ホームページを見ると、二〇一九年七月の情報の後、アップデートされておりません。現状についてお尋ねをしたいと思います。
この発言だけを見る →それに、私が日本の外交官の中で特に評価が高いと思っているのは、特殊言語の方ですね。アフガニスタン語、パシュトゥン語の高橋さんとか、ロシア語の何とかさんとか、インドネシア語の何とかさんとか、何人か有名な人とお会いしたことがありますけれども、ほかの国の、アメリカの外交官に、日本の外務省の特殊言語の人はすごい人がいると非常に褒められたのを聞いたことがありますけれども、そういう人を大事にしていっていただきたいと思います。
次の質問に行きたいと思います。
ちょっと時間がなくなってきたので、順番を入れかえまして、先に、子どもに対する暴力撲滅円卓会議についてお伺いしたいと思います。
外務省が事務局を担っている国内課題というのはほとんどないと思うんですけれども、この子どもに対する暴力撲滅円卓会議というのは、名前だけ聞くと内閣府かどこかにありそうな会議の事務局なんですけれども、実は外務省にございます。これはなぜか、背景はよくわかりませんが、子供に対する暴力撲滅というのはグローバルなキャンペーンがあったり世界的な組織がありまして、その関係で恐らく外務省が事務局になっていると思います。
SDGsの中にも、国際的な取組として、子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問をなくすということが掲げられております。日本政府は、その子どもに対する暴力撲滅のためのグローバルパートナーシップという取組の中で、パスファインディング国というカテゴリーに入っています。かつ、ドナー国というカテゴリーにも入っています。
日本の外務省、既に、この子どもに対する暴力撲滅基金に六百万ドル資金を拠出しています。さらに、二〇一八年にパスファインディング国ということになりました。このパスファインディング国というのは、ちょっとよくわからない言葉なんですけれども、積極的に国際社会をリードしなきゃいけないという立場なんだと思います。まず、自国内の子供に対する暴力の状況をセルフアセスメントした上で、担当大臣が意思表明をし、政府のフォーカルポイントを指名する。このフォーカルポイントというのは、情報を集める事務局みたいなものだと思います。それから、マルチステークホルダーのプラットフォームを開催しなきゃいけないという義務が課せられます。
そういった取組を外務省は二〇一八年からやっているわけなんですけれども、外務省が事務局になって、厚労省、警察庁、文科省、いろいろな国内のほかの官庁にも声をかけて連携していかなくてはいけないわけです。普通、こういう多省庁をまたがる場合は内閣府とか内閣官房が取りまとめになることが多いと思うんですけれども、珍しく外務省が取りまとめをやっているというふうに理解をしております。
その子どもに対する暴力撲滅円卓会議、ホームページを見ると、二〇一九年七月の情報の後、アップデートされておりません。現状についてお尋ねをしたいと思います。
赤
赤堀毅#17
○赤堀政府参考人 お答えいたします。
我が国は、御質問のとおり、子どもに対する暴力撲滅グローバルパートナーシップに、理事国、パスファインディング国として参加しております。同パートナーシップの取組の一つとして、我が国としての子どもに対する暴力撲滅行動計画の策定を進めております。
この行動計画策定に向けた基本的な考え方等について議論を行うため、有識者、市民社会等の参加も得て、二〇一九年七月に子どもに対する暴力撲滅円卓会議第一回会合を開催いたしました。その会合の議論を受け、現在、外務省取りまとめのもと、関係府省、市民社会、有識者等の御参加も引き続き得て、具体的な議論を進めているところでございます。
我が国としての子どもに対する暴力撲滅行動計画は、本年二〇二〇年中の策定を目指しております。引き続き具体的な議論を進めてまいりますが、その一環として、適切な時期に子どもに対する暴力撲滅円卓会議第二回会合も開催したいと考えております。
この発言だけを見る →我が国は、御質問のとおり、子どもに対する暴力撲滅グローバルパートナーシップに、理事国、パスファインディング国として参加しております。同パートナーシップの取組の一つとして、我が国としての子どもに対する暴力撲滅行動計画の策定を進めております。
この行動計画策定に向けた基本的な考え方等について議論を行うため、有識者、市民社会等の参加も得て、二〇一九年七月に子どもに対する暴力撲滅円卓会議第一回会合を開催いたしました。その会合の議論を受け、現在、外務省取りまとめのもと、関係府省、市民社会、有識者等の御参加も引き続き得て、具体的な議論を進めているところでございます。
我が国としての子どもに対する暴力撲滅行動計画は、本年二〇二〇年中の策定を目指しております。引き続き具体的な議論を進めてまいりますが、その一環として、適切な時期に子どもに対する暴力撲滅円卓会議第二回会合も開催したいと考えております。
山
山内康一#18
○山内委員 外野席から眺めていると、恐らく内閣府とかに事務局があれば、各省庁に指示というか命令というか、調整がしやすいのかもしれないんですけれども、なかなか、外務省に事務局があると、ほかの省庁の協力を本当に得られるのかと心配になります。そういうときに、やはり政治の、政治家のリーダーシップというのが非常に重要じゃないかと思います。
茂木大臣におかれましては、今なかなか海外にも出張に行けないし、日本にお客様がお見えになることもないです。こういったときに、ぜひ、外務省の国内マターというか、外務省がやっている国内の事業などにも、余裕があるかどうかわかりませんが、恐らく海外出張に行けない時期、こういう時期にこそ力を入れて、目を向けていただきたいと思っております。
特に、子どもに対する暴力撲滅のためのグローバルパートナーシップ戦略文書というのがあるんですけれども、戦略文書の一番最初のゴールが政治的意思の構築となっています。まず政治的意思が大事だということをグローバルな文書でも確認済みです。これに対して、外務大臣の御見解というか、決意のほどを承りたいと思います。
この発言だけを見る →茂木大臣におかれましては、今なかなか海外にも出張に行けないし、日本にお客様がお見えになることもないです。こういったときに、ぜひ、外務省の国内マターというか、外務省がやっている国内の事業などにも、余裕があるかどうかわかりませんが、恐らく海外出張に行けない時期、こういう時期にこそ力を入れて、目を向けていただきたいと思っております。
特に、子どもに対する暴力撲滅のためのグローバルパートナーシップ戦略文書というのがあるんですけれども、戦略文書の一番最初のゴールが政治的意思の構築となっています。まず政治的意思が大事だということをグローバルな文書でも確認済みです。これに対して、外務大臣の御見解というか、決意のほどを承りたいと思います。
茂
茂木敏充#19
○茂木国務大臣 児童の虐待であったり性的搾取等の子供に対する暴力の撲滅、SDGsのターゲットの一つとしても掲げられている極めて重要なテーマでありまして、さまざまな関係省庁が関与してまいります。しっかりと、外務省として、その事務局といいますか取りまとめができるように、私もしっかりコミットしていきたい、そう思っております。
その上で申し上げますと、暇にしているわけじゃありません。毎日どこかの国と電話をいたします。きょうも、海外の外務大臣と、恐らくこの後、午後に二件電話会議も入っております。テレビでのマルチの会議もありますし、今、移動制限がかかって、なかなか、国外、日本に帰国するのが難しい邦人の方がたくさんいらっしゃる。これまでに、この二カ月ぐらいで九千四百人の方、日本への帰国を実現すると。
特に、アフリカなんかの場合、どうしても数人単位でたくさんの国に散らばっている。これを、例えば今、航空便が飛んでいますのはエチオピアのアディスアベバだけですから、十五国にいる方を十のルートでアディスアベバに集まってもらって日本に帰国をする、こういったオペレーションもきめ細かく、各局、さらには在外公館を巻き込んで行っておりまして、おかげさまで忙しい毎日を送らせていただいております。
この発言だけを見る →その上で申し上げますと、暇にしているわけじゃありません。毎日どこかの国と電話をいたします。きょうも、海外の外務大臣と、恐らくこの後、午後に二件電話会議も入っております。テレビでのマルチの会議もありますし、今、移動制限がかかって、なかなか、国外、日本に帰国するのが難しい邦人の方がたくさんいらっしゃる。これまでに、この二カ月ぐらいで九千四百人の方、日本への帰国を実現すると。
特に、アフリカなんかの場合、どうしても数人単位でたくさんの国に散らばっている。これを、例えば今、航空便が飛んでいますのはエチオピアのアディスアベバだけですから、十五国にいる方を十のルートでアディスアベバに集まってもらって日本に帰国をする、こういったオペレーションもきめ細かく、各局、さらには在外公館を巻き込んで行っておりまして、おかげさまで忙しい毎日を送らせていただいております。
山
山内康一#20
○山内委員 忙しいということはよくわかりますが、飛行機の移動時間分ぐらいは余裕ができているんじゃないかなと思いますので、ぜひ、子供に対する暴力撲滅、力を入れていただきたいと思います。
次に、時間がなくなってきましたが、石炭火力発電所の輸出についてお尋ねをしたいと思います。
石炭火力発電所というのは、もはや時代おくれの化石になりつつあります。最新鋭の高効率の石炭火力発電所であっても、単位当たりのCO2の排出量は天然ガスコンバインド発電の二倍ぐらい。最も効率のいい石炭火力でさえ天然ガスよりも相当効率が悪いわけですね。石炭火力がこれだけ効率が悪いのになぜこれまで使われてきたかというと、単に石炭が安いからということに尽きると思います。
しかし、石炭が安かったのも、これからは過去の話になるんじゃないか。もはや、ちょっと前にニューヨークの原油先物相場で原油にマイナス価格というのがつきました。原油が下がると、LNGがぐっと下がります。原油とLNGが下がってくると、石炭の価格優位というのはだんだんなくなってくるということが言われております。
それから、企業の側でも、社会的責任投資とかESG投資という言葉が定着していますので、化石燃料からの投資の引揚げ、ダイベストメントというのも進んでいますので、今や大手の商社もメガバンクも、石炭火力に投資をするところはだんだんなくなってきている。その中で、相変わらず日本は円借款で石炭火力を輸出しようとしている。こういう状況は、本当に先進国にあるまじき状況だと思います。
唯一アメリカが、日本と同様、先進国の中では石炭火力に比較的寛容だったんですけれども、トランプ大統領じゃなくなったときには、恐らく大きく流れも変わるかもしれません。そういった意味では、今、早目に石炭火力から撤退しておかないと、日本は相当まずいことになる。
しかも、石炭火力、最新鋭のものをどかんとつくっても、今からつくっても、それを、耐用年数、あと三十年ぐらい使い続けられるかというと、恐らく、そんなに長いこと使う前に脱炭素化が進んで、石炭火力は時代おくれになると思います。そうなると、後で、ODAでせっかくつくってあげたのに逆に恨みを買いかねない、そういう状況が生まれてしまうんじゃないかと危惧しております。
こういった石炭火力の輸出は即、少なくともODAではやめるべきだと思いますが、それについて、外務省の見解をお尋ねします。
この発言だけを見る →次に、時間がなくなってきましたが、石炭火力発電所の輸出についてお尋ねをしたいと思います。
石炭火力発電所というのは、もはや時代おくれの化石になりつつあります。最新鋭の高効率の石炭火力発電所であっても、単位当たりのCO2の排出量は天然ガスコンバインド発電の二倍ぐらい。最も効率のいい石炭火力でさえ天然ガスよりも相当効率が悪いわけですね。石炭火力がこれだけ効率が悪いのになぜこれまで使われてきたかというと、単に石炭が安いからということに尽きると思います。
しかし、石炭が安かったのも、これからは過去の話になるんじゃないか。もはや、ちょっと前にニューヨークの原油先物相場で原油にマイナス価格というのがつきました。原油が下がると、LNGがぐっと下がります。原油とLNGが下がってくると、石炭の価格優位というのはだんだんなくなってくるということが言われております。
それから、企業の側でも、社会的責任投資とかESG投資という言葉が定着していますので、化石燃料からの投資の引揚げ、ダイベストメントというのも進んでいますので、今や大手の商社もメガバンクも、石炭火力に投資をするところはだんだんなくなってきている。その中で、相変わらず日本は円借款で石炭火力を輸出しようとしている。こういう状況は、本当に先進国にあるまじき状況だと思います。
唯一アメリカが、日本と同様、先進国の中では石炭火力に比較的寛容だったんですけれども、トランプ大統領じゃなくなったときには、恐らく大きく流れも変わるかもしれません。そういった意味では、今、早目に石炭火力から撤退しておかないと、日本は相当まずいことになる。
しかも、石炭火力、最新鋭のものをどかんとつくっても、今からつくっても、それを、耐用年数、あと三十年ぐらい使い続けられるかというと、恐らく、そんなに長いこと使う前に脱炭素化が進んで、石炭火力は時代おくれになると思います。そうなると、後で、ODAでせっかくつくってあげたのに逆に恨みを買いかねない、そういう状況が生まれてしまうんじゃないかと危惧しております。
こういった石炭火力の輸出は即、少なくともODAではやめるべきだと思いますが、それについて、外務省の見解をお尋ねします。
松
松浦博司#21
○松浦政府参考人 お答えいたします。
現時点におきまして、石炭火力発電の輸出につきましては、現行のエネルギー基本計画に基づいて対応しておるところでございます。
この現行エネルギー基本計画の中に石炭火力輸出の四要件というのがございまして、この要件に合致する案件を進めているという方針でございますが、この四要件については見直しを行うことになっております。六月に予定しております次期インフラシステム輸出戦略の骨子策定、これに向けて関係省庁で議論しているところでございまして、その中で結論を得ていくということにしております。今後の石炭火力輸出のあり方は、その結論を踏まえて決められていくということになります。
いずれにしましても、我が国は、パリ協定を踏まえ、世界の脱炭素化をリードしていくために、相手国のニーズに応じて、再生可能エネルギーや水素なども含め、CO2排出削減に資するさまざまな選択肢を相手に提案し、相手国の選択に応じて公的支援を行っていく考えでございます。
この発言だけを見る →現時点におきまして、石炭火力発電の輸出につきましては、現行のエネルギー基本計画に基づいて対応しておるところでございます。
この現行エネルギー基本計画の中に石炭火力輸出の四要件というのがございまして、この要件に合致する案件を進めているという方針でございますが、この四要件については見直しを行うことになっております。六月に予定しております次期インフラシステム輸出戦略の骨子策定、これに向けて関係省庁で議論しているところでございまして、その中で結論を得ていくということにしております。今後の石炭火力輸出のあり方は、その結論を踏まえて決められていくということになります。
いずれにしましても、我が国は、パリ協定を踏まえ、世界の脱炭素化をリードしていくために、相手国のニーズに応じて、再生可能エネルギーや水素なども含め、CO2排出削減に資するさまざまな選択肢を相手に提案し、相手国の選択に応じて公的支援を行っていく考えでございます。
山
山内康一#22
○山内委員 四要件の中で、石炭火力が価格が安いとかそういうことはなくなってきているわけですから、もう前提が変わっているので、早いところ方針転換していただきたいと思います。
これについて、茂木大臣、一言御所見を伺えればと思います。
この発言だけを見る →これについて、茂木大臣、一言御所見を伺えればと思います。
茂
茂木敏充#23
○茂木国務大臣 事実関係について、今政府参考人から答弁したとおりでありますが、今ちょっと、エネルギー価格全体でいいますと、こういったコロナによります世界的な経済の低迷、需要の減退によりまして、かなりふだんではない動きをしているのは確かだと思っておりまして、まず、WTIとかこういったもの、コロナ前は、長期の値段が上がることによって現物が積み上がるという傾向があったわけでありますが、それが、需要が減退することによって、先ほど言いましたように長期の価格がマイナスになる、こういう状況が生まれております。これに引っ張られるのが当然LNGでありまして、百万BTU当たりの値段、かなり下がっているのは現実であります。
ただ、これと石炭が連動しているかといいますと、これは、石炭が現在の世界的な経済の影響で価格が下がっているということで、必ずしもWTIであったりとかLNGに連動して石炭が下がっているということではないと思います。
ただ、これだけ今さまざまなエネルギーの値段というのが変動していますから、今後、ポストコロナでこういったものがどうなっていくのか、こういったものを見きわめながら判断していくことが重要ではないかなと思っております。
この発言だけを見る →ただ、これと石炭が連動しているかといいますと、これは、石炭が現在の世界的な経済の影響で価格が下がっているということで、必ずしもWTIであったりとかLNGに連動して石炭が下がっているということではないと思います。
ただ、これだけ今さまざまなエネルギーの値段というのが変動していますから、今後、ポストコロナでこういったものがどうなっていくのか、こういったものを見きわめながら判断していくことが重要ではないかなと思っております。
山
山内康一#24
○山内委員 今週発売のエコノミストのある記事の見出しが、原油暴落で石炭からLNGへ大転換ということで、やはり世界的なトレンドになっていくんだと思います。コロナの後も、今までと同じように経済成長とCO2の排出が正比例するというのはないんだろうなと。
今、経済成長率とCO2の排出、もうデカップリングが進んでいますので、恐らく、本当に石炭というのは使わないまま地中に埋めておいた方がいいんじゃないかというふうに、すぐなるんだと思います。そういう流れに乗りおくれないように、日本政府としても前向きな対策をとっていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
この発言だけを見る →今、経済成長率とCO2の排出、もうデカップリングが進んでいますので、恐らく、本当に石炭というのは使わないまま地中に埋めておいた方がいいんじゃないかというふうに、すぐなるんだと思います。そういう流れに乗りおくれないように、日本政府としても前向きな対策をとっていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
松
森
森山浩行#26
○森山(浩)委員 おはようございます。立国社、森山浩行でございます。
まず、新型コロナウイルス感染症関連でお聞きをしてまいりたいと思います。
新型コロナウイルス、薬として期待をされておりますアビガン、これの海外への供与というものが進んでおります。インフルエンザの薬という形で認証されているものでありますけれども、副作用として催奇形性があるんだということも言われています。
ODAを使っての供与ということでありますけれども、まさかこんな副作用があったことを知らなかったというような形で訴えられたりすることはないとは思いますが、供与の条件、また枠組み、そして現在までの供与国の数や供与予定、そういった状況について御報告をお願いします。
この発言だけを見る →まず、新型コロナウイルス感染症関連でお聞きをしてまいりたいと思います。
新型コロナウイルス、薬として期待をされておりますアビガン、これの海外への供与というものが進んでおります。インフルエンザの薬という形で認証されているものでありますけれども、副作用として催奇形性があるんだということも言われています。
ODAを使っての供与ということでありますけれども、まさかこんな副作用があったことを知らなかったというような形で訴えられたりすることはないとは思いますが、供与の条件、また枠組み、そして現在までの供与国の数や供与予定、そういった状況について御報告をお願いします。
齋
齋田伸一#27
○齋田政府参考人 お答え申し上げます。
アビガンにつきましては、人道的見地から希望する国々に対して無償供与をするということでございまして、四月の七日に合計百万ドルの緊急無償資金協力を決定いたしまして、臨床研究を拡大するという名目で供与をしております。
委員御指摘のとおり、アビガンには催奇形性という副作用がございます。したがいまして、供与を希望する国に対しましては、用法等につき丁寧に御説明を行いますとともに、適正使用、また免責、我が国へのデータの提供、こういったことを文書で取り付けた上で供与を行っているところでございます。
また、御質問の現状でございますけれども、これまで八十カ国近くから外交ルートで提供要請を受けておりまして、エストニア、オランダ、カザフスタン及びインドネシア、この四カ国に対して既に供与を行いましたほか、既に四十五カ国につきまして具体的供与を調整済みということでございます。順次、今後供与を行っていくということになっております。
この発言だけを見る →アビガンにつきましては、人道的見地から希望する国々に対して無償供与をするということでございまして、四月の七日に合計百万ドルの緊急無償資金協力を決定いたしまして、臨床研究を拡大するという名目で供与をしております。
委員御指摘のとおり、アビガンには催奇形性という副作用がございます。したがいまして、供与を希望する国に対しましては、用法等につき丁寧に御説明を行いますとともに、適正使用、また免責、我が国へのデータの提供、こういったことを文書で取り付けた上で供与を行っているところでございます。
また、御質問の現状でございますけれども、これまで八十カ国近くから外交ルートで提供要請を受けておりまして、エストニア、オランダ、カザフスタン及びインドネシア、この四カ国に対して既に供与を行いましたほか、既に四十五カ国につきまして具体的供与を調整済みということでございます。順次、今後供与を行っていくということになっております。
森
森山浩行#28
○森山(浩)委員 これは、国際機関を通じての調達ということでお聞きをしておりますが、これは臨床試験にも使うんだということですけれども、各国当たり何人分ぐらいの供与になっていますか。
この発言だけを見る →齋
齋田伸一#29
○齋田政府参考人 お答え申し上げます。
これは、いわゆる研究ということでございまして、治験ということではなくて、臨床研究という名目で供与をしております。
また、お尋ねの人数でございますけれども、各国の要請によりまして、二十人分、三十人分及び百人分という、三種類ございまして、要請に応じて供与を行っているというところでございます。
この発言だけを見る →これは、いわゆる研究ということでございまして、治験ということではなくて、臨床研究という名目で供与をしております。
また、お尋ねの人数でございますけれども、各国の要請によりまして、二十人分、三十人分及び百人分という、三種類ございまして、要請に応じて供与を行っているというところでございます。