畦元将吾の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○畦元委員 自由民主党・無所属の会、衆議院議員畦元将吾です。
 環境の基本施策に関する件、大臣所信に対する質疑の機会をいただき、ありがとうございます。
 大臣におかれましては、連日大変に御苦労さまでございます。
 また、政府におかれましては、新型コロナウイルスの対策において連日連夜御対応されていることに心より感謝いたします。一日も早く落ちつくことを祈念しております。
 では、質疑に入らせていただきます。
 最初に、広島県で実施されている実証試験中の最先端技術を持つ石炭火力発電関連についてお伺いしたいと思います。
 少し石炭火力の背景に触れますが、資料一を見てもらえればよろしいかと思うんです。
 二〇一六年のデータですけれども、世界における石炭火力発電の位置づけの資料という形で配付しております。この資料から見てもわかるように、世界の発電電力量の四割が石炭火力で、大きな役割を占めております。世界のエネルギーの安定供給やコストの観点から一定の石炭火力発電は必要と考えております。
 資料二をごらんください。
 中国電力と電源開発の共同出資の大崎クールジェンという会社があるんですが、現在、広島県大崎上島町で、石炭ガス化燃料電池複合発電、IGFCの実証試験をしております。
 既に、石炭をガス化しコンバインドサイクル発電と組合せをした最も発電効率の高い酸素吹きIGCC技術、一般的にIGCC技術は空気吹きIGCCですが、こちらは酸素吹きによって効率を上げております。
 このような新たな技術による石炭火力発電を行っているだけでなく、発生したCO2を分離回収し、更に燃料電池を組み合わせた発電の効率化、IGFCも実証実験をしております。石炭を圧力というかガス化する際に水素が出てくるんですが、それを水素電池として、両方で動いているようです。これは、超超臨界圧以上の発電効率と大幅なCO2の排出量の削減につながります。超超臨界圧、USCとも言いますけれども、その比率で見ますと、それより更に三割のCO2排出量を低減でき、電力効率も一五%から三〇%向上していると聞いております。
 二〇二〇年から実証試験の予定ですけれども、現在、設計、試作に入っておりますが、CO2やカーボンリサイクルの実現に向いて動いております。カーボンゼロということと同じことなんですが、不要なカーボンというかCO2や出たものを再利用できないかということを考えています。
 資料三をごらんください。
 さらに、石炭火力発電から回収したCO2を有効するカーボンリサイクルを目指し、実証試験の準備段階に入っております。
 裏に写真なんかもあるんですけれども、例えば、石炭火力発電で発生いたしましたCO2を液体化いたしまして、場合によってはタンクローリーとかで運ぶと言っておりましたが、そういうことをしまして、CO2を植物や農作物の光合成に有効利用できることも考えられます。CO2、二酸化炭素濃度が高いほど光合成の速度は速くなると言われております。現在、カゴメ株式会社と中国電力とで、そういうことができないかということで今順次準備をしている段階と聞いております。
 カーボンリサイクルも環境にとって意義があると考えております。環境にマイナスになるカーボンゼロを目指す世界において最先端の実証試験施設と考えております。
 リサイクルというと、なくさないという考えになるかもしれませんが、出たものを再利用させて有効に使う、ある意味、日本の新しい技術として世界に向けれるのではなかろうかと考えております。私は、このような脱炭素化に向けた日本の技術を早期に実現させ、導入を進めることが重要と考えております。
 現在、最初にお配りしました資料二のところの右下に予定が書いてあるんですが、そのリサイクルも二〇二二年には実証試験がある程度まで終わるという段階におりまして、その前段階、先ほど申しました、分離をさせる、そこはもう既にできておりまして、動いております。今何をしているかというと、二酸化炭素を液体化させるというところの、どうしたらできるかとか、そういうところの実験をしております。
 では、政府のこういうカーボンリサイクルのこれからの見解を、政府の御意見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

発言情報

speech_id: 120104006X00220200310_004

発言者: 畦元将吾

speaker_id: 3982

日付: 2020-03-10

院: 衆議院

会議名: 環境委員会