小野透の発言 (経済産業委員会)
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○小野参考人 ありがとうございます。
企業にとって、今、例えば私の母体というのは鉄鋼なんですけれども、原料のサプライチェーンというのは完全にグローバルであります。それから、マーケットも実際、国内から海外の方にどんどんどんどん移っていく、こういう状態にあって、製造拠点をどこに置くかというのは非常にシビアな判断が必要になってくる。
それから、鉄鋼あるいは化学のような大きな産業の投資の場合は、その設備の運用期間というのはかなり長期に考えます。例えば、来年投資するある設備は二〇五〇年も運用できているというのが暗黙の前提になるはずなんです。そうしますと、足元の電力のコストの問題だけではなくて、長期的な、例えば二〇五〇年にこの国で電力が安定的にしかもリーズナブルなコストで調達できているというのが、そういった国内への投資の要件になる。
したがって、電力のインフラですとかいろいろなシステムを構築していくには非常に時間もお金もかかりますが、そういったところを考えながら政策を打っていただきたい、これが切なるお願いであります。