池田佳隆の発言 (文部科学委員会)

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○池田(佳)委員 今、大変心強い御答弁をいただきました。ありがとうございました。
 配付資料にありますように、本年一月九日の読売新聞の社説も、わいせつ教師が再び教壇に立つ資格がないのは明らかだと訴えています。これは、多くの保護者や国民の率直な思いであって、極めて常識的な指摘だと思います。政治は、常識に基づいて行われなくてはなりません。
 他方、例えば、医師や弁護士といった他の職業資格との関係で、わいせつ教師を二度と教壇に立たせなくすることは難しいという見解があります。人間は更生する、だから一度の過ちでその人の職業選択の自由を制限することは難しい。一見もっともらしく聞こえる議論ではあります。
 しかし、我々は、例えば、医師や弁護士については自由に選ぶことができるんです。もしもその医師や弁護士がおかしいと思えば、その医師や弁護士のところに二度と行かなければ済む話です。しかし、教師は、子供にとって自由に選ぶことはできません。この大きな違いを踏まえる必要があるはずなんです。
 基本的な人権は、もちろん無制限、無制約なものではありません。人権と人権が衝突する場合には、どちらを優先するかを私たちは常識に基づいて判断しなければならないと思います。
 この問題は、わいせつ教師の職業選択の自由と、子供たちが安全な環境で安心して健やかに学ぶための身体や精神の自由といった最も重要な基本的な人権のどちらを優先するかが問われている問題であります。
 総合教育政策局長の仕事は、国民の常識に合わない、人権感覚を疑うような法律論を論破し、ほかの制度との関係や法制上の課題を乗り越えて、子供たちの人生を壊すわいせつ教師を教壇から確実に排除することのできる教育職員免許法改正案を、遅くとも次の通常国会に提出することであると思います。
 品川区立大崎中学校の名校長とうたわれ、文科省の幹部の中では唯一体を張って公立学校の校長を三年間務められた浅田局長の真心にぜひとも期待をしたいと思っているところであります。
 萩生田大臣、大臣お聞きのとおり、教え子に対するわいせつ行為という決してあってはならないことが年々増加しているのは、現在の教員免許法に大きく二つの欠陥があるからにほかならないと思います。
 第一の欠陥は、教え子たちに対するわいせつ行為で懲戒免職、懲役刑に処せられ、教免が失効又は取り消されたといったわいせつ教師の情報が全国の教育委員会や学校で全く共有できていない、わいせつ教師が再び教壇に立つことを排除できていないことであります。
 二つ目の欠陥は、わいせつ行為で懲戒免職になった者も三年たてば、懲役の刑に処せられた者ですら十年たって刑が消滅すれば、都道府県教育委員会に教員免許状を交付申請するだけで、何のチェックもなく自動的に正真正銘の教員免許が再び与えられ、大手を振って教壇に立てるようになることであります。
 そこで、政治家としての師匠であり、私が心から尊敬する萩生田光一文部科学大臣にお尋ねいたします。
 安倍内閣が示したこの頼もしい画期的な強化方針、これに従って、次なる通常国会に、わいせつ教師が二度と教壇に立てなくするための法律案を、大人の矜持を持って、内閣提出法案として御提出いただけないでしょうか。
 子供たちや保護者、国民の思いを受けとめ、そして、安倍内閣が示した方針の着実な実現のためにも、そして、何よりも、何よりも、子供たちをわいせつ教師から守るためにも、大臣の御決断で、法案を出すと明言していただきたいと心から願うのですが、御見解をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 池田佳隆

speaker_id: 6827

日付: 2020-07-22

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会