山尾志桜里の発言 (予算委員会)

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○山尾委員 この問題が国家の基本であり、重要な問題だという点は、私も同感です。
 私は、この皇室制度というのは、国民の中にいろいろな気持ちがあって、それは、やはり伝統という観点から極めて保守的な感覚の人もいれば、皇室自体には大変親しみを持って敬意を払っているけれども、少しその制度については慎重という方もいると思います。
 ただ、私は、憲法を前提にすると、このことを申し上げたいんです。皇位の継承者、つまり天皇が不在になると、衆議院の解散も、総選挙の公示も、国会の召集も、内閣総理大臣の任命も、最高裁判所長官の任命もできなくなる。憲法が前提とする日本の統治機構の大きな土台が壊れる。そうすると、憲法改正をしなければ日本という国家が維持できなくなるような事態にもなるわけですけれども、見てみると、憲法改正の公布も天皇がいなければできないという深刻な事態すら想定される。
 でも、今現在、皇位継承者は、第一位の秋篠宮殿下、第二位の悠仁親王、第三番目の常陸宮殿下といらっしゃいますけれども、いわば次世代を担う継承者としては悠仁親王お一人で、男系男子に限るという現行制度をこのまま放っておくと、悠仁様をお父様として男のお子さんが生まれない限り天皇のお世継ぎが途絶える、こういう状況に今私たちがあるということをまず前提として申し上げたいと思います。
 そこで、今、先延ばしすることができない重大な課題というふうに言っていただいたんですけれども、本当に、官房長官の答弁の言っている、先延ばしできない重大な課題というのは何を指しているのかということをちょっと聞きたいんですね。
 これが、生前退位を認めることにした特例法のときに、この国会でみんなで約束をした附帯決議です。
 これを見ていただくと、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題として挙げられているのは、一行目と二行目です。「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、」これについて先延ばしすることはできない重要な課題であるというふうに国会ではみんなで決めた、約束をした、認識を共通したわけです。
 今の菅官房長官の答弁も、これは平成三十年十一月に私が内閣委員会で長官とやりとりしたときの答弁を引きましたけれども、全く同じなんですね。
 これをよくよく見ると、この先延ばしすることはできない重要な課題という対象は、女性皇族の婚姻等による皇族数の減少等に関する問題については、先延ばしすることはできない重要な課題であると。ずっと私もこの間の長官の答弁とかあるいは総理の答弁を引いているんですけれども、これで一致させているんですね。ですよね。
 改めてお伺いをいたします。附帯決議では言葉遣いが違います。改めて長官に確認しますが、附帯決議の言っているとおり、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、そして女性宮家の創設等、これについて、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題である、こういう長官の認識だということを確認させてください。

発言情報

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発言者: 山尾志桜里

speaker_id: 12435

日付: 2020-02-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会