蒲島郁夫の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

蒲島郁夫君 財政の問題は、これは言うのは簡単だけれどもやるのは難しいんです。私も知事になったときに一兆六百億の借金がありました。貯金は五十三億しかなかったんです。それで、財政再建を始めようと思ったときに私がとった方法は、自己犠牲の政治学を実行した。
 それはどういうことかというと、一週間後の臨時議会で、私の月給百二十四万を百万カットにするという条例を出しました。百万カットしても二十四万はあるなと思っていたんですけれども、税金のことを忘れていました。前の年の収入に税金がかかりますので、結局十四万の給料でやったんですが、そのような、大胆というか自己犠牲の政治学をやることによってみんなが納得してくれて、それで職員も給料カットをのんでくれて、補助金もみんなカットして、不満だったと思いますけれども、私がお金を返したのが五千万円で、それで、実際に借金を返したのが一千五百億円、貯金を倍にすることができました。もしこの財政再建をやっていなかったとすれば、今回の熊本地震でもちゅうちょなく対応できなかったような気がします。
 だから、財政再建は、基本的には何かあったときのためにはいつもやっておかなきゃいけないんですよね。問題が起きたからやらなきゃいけないじゃなくて、何か将来起こるのではないかという予想のもとにやらないと、これはできないような気がします。
 二番目に、今度の災害対応で大変国にお世話になりました。そして、そのときに、これだけお世話になって、自分たちの身も切らなきゃいけないんじゃないかという気持ちを持つようになりました。それで、二年間、二割のシーリングをしました。
 だから、これに、震災対応でお金もたくさん要るのに何でそんなことをするんですかと言う職員もいましたし、言われましたけれども、やはり自分たちも身を切るところは切ろうといって、補助金もたくさんもらったし、支援もしてもらったから、むしろ自分たちも節約しなきゃいけないんじゃないかということで。二割カットというのは、シーリングというのはすごい大変なことなんですよ、県庁でも。でも、そういう気持ちを持つことが、多分財政規律じゃないかなと私は思います、そこにあるから全部使ってしまうんじゃなくて。
 だから、少なくとも自分の知事時代に経験したことは、自分の給料カットと県のシーリングを二度やってみて、そういう気持ちを持つことが県民、国民に対する責任かなというふうに思います。そういうことが、普通じゃない政治かもしれませんけれども、気持ちだけは国の方もそういう気持ちを持ってほしいなと思います。

発言情報

speech_id: 120105261X01320200218_468

発言者: 蒲島郁夫

speaker_id: 27020

日付: 2020-02-18

院: 衆議院

会議名: 予算委員会