平垣内久隆の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○政府参考人(平垣内久隆君) 御質問ありがとうございます。
まず、先生御指摘のPDCAサイクルにつきまして、これは非常に重要と考えておりまして、先生御指摘のとおり、おおむね五年ごとに海洋基本計画を定めておるわけでございまして、それを着実に実行していくためにはそういうサイクルを回していくということが肝要かと思っております。
その中で、まず制度的な枠組みとして、今、参与会という枠組みを持っておりまして、これは、十名の総理任命の学者の先生あるいは経済界の先生、いろんなバックグラウンドの先生いらっしゃいますけれども、この十名の先生方に参与になっていただいておりまして、この海洋政策の進捗状況について、PDCAサイクルを回すべく御議論していただいているということでございます。
更に申し上げれば、これ五年というスパンでいろんな、先生御案内のとおり、海の政策というのはいろんな省にまたがるので、海洋基本計画はそう毎年直すわけにはいかないので、五年に一回しか直さないということでございますけれども、その中で、確かにいろんな世の中の動きが速い部分もありますので、海洋基本計画を直すまではいかないが追加的にいろいろ深めていく議論は必要ということで、そういうPDCAサイクルではなくて、新たな議論も含めてそういう参与の先生に議論していただいておるところでございまして、例えば、昨年の五月にその参与の先生方から総理に提言がなされておりまして、今一番重要なことということで、海洋状況把握でありますとか、海洋プラスチックごみの話でありますとか、北極政策についてもっとしっかり進めるべくという内容の御提言もいただいたりしておるわけでございます。
あと、先生御指摘の一期、二期、三期と、こういう流れの中で一体どういうものが進んでいて、どういうものが遅れているのかと、こういうことでございます。
まず、進んでいるかどうかということはなかなか我が方で評価しにくいところもあるんでございますけれども、いろんな御議論をして、先ほどの参与の先生方といろいろ御議論していただきますと、まず第一に、この海洋基本法ができて、いろんな各省が同じ方向を向いて、まず総合的にやろうというマインドセットができたというのは一つの成果ではないかということでございます。
ただ、それをもう少し具体的に申し上げますと、例えば昨年の春に海しるという、海洋の情報をいろいろ、各政府機関が各々の行政目的に応じていろんな情報を持っておるんでございますけれども、それを、みんなばらばらに持っていたのを、一つのプラットフォームをつくりまして、そこに全部集約するといったようなことをやっておるというのが一つの事例でございます。
ただ一方で、先ほど来いろいろ、特に我が国をめぐる安全保障状況が非常に悪くなっておる、先ほどの大和堆の問題等々ございます。その中で、先ほどの水産庁さんとあるいは海上保安庁さんとの連携みたいなもの、もちろん、先ほど言いましたように、総合的な観点でやっているものの、具体的な部分の連携で、全て、じゃ、一〇〇%うまくいっているかというと、そこはまだ抜けているということで、引き続き総合的に連携していくことに関しては、それぞれの事象ごとにいろいろ反省点を、PDCAサイクルと申しますか、それを回しながら連携を深めていくと。マインドセットはそういうふうに方向を向いておりますけれども、個々の事象に応じて更にそれを深めていくということで見直していくということが肝要というふうに認識しております。