藤本隆宏の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(藤本隆宏君) ヨーロッパは、確かに自動車もそうですけど、やっぱりエンジニアリングを分けてやれる、これはやはり標準化が進んでいるんだと思うんですね。日本の場合は、この標準化が進んだところではなかなか戦えないんだけれども、あえて言えば、日本の企業として、外に向けて標準化をしていきながら中は標準化しないという形でやっていくと。これはやはり日本の企業は、どちらかというとエンジニアリング会社というよりはやはり先ほど言った機能完結工場というか、つまり開発と工場の人が一緒になって、設計ルームをヘルメットをかぶった人がうろうろ歩き回っているみたいな工場がやはり私は日本の強みだと思いますし、逆に言うと、その強みが生きるような形で市場を形成しなきゃいけないと。
つまり、そこはあくまでもやはり二〇三〇年規制がキーだと思いますけど、これはできるだけ厳しくしていただくと。これ、ほっておくと、中国でも造れるようなみたいなところで、ゆるゆるのものにしちゃいたいと思っている人たちが世界中にいると思うんです。この人たちを黙らせるということは絶対にこれ必要でありまして、これはお国にもひょっとしたら関係するかもしれないと私は思っています。
厳しい厳しい方向へ、自動車はそれで生き残ったわけですから、厳しい方向にやっていただいて、二〇三〇年基準が仮に二〇二五年に開示されたときに、うわっ、これはすごいぞと、これ造れるの誰といったとき、いや、結構日本って先取りしていたよねという。
だから、今の間に日本の企業、この二〇二五年ぐらいが勝負じゃないかと私は思うんですね。この間に開発力、まさにその大手、中手が連携して、とにかく追っかけられるような、あるいは先取りしたようなものを造って、さあ、開いてみたら、やっぱり日本しか造れないじゃないという話に、まあこんなうまくいかないですけど、うまくいけば、これ一気に奪取できるかなというふうに。
済みません、私は強気な話ばっかりで申し訳ないですけど、勝てるパターンはこれじゃないかと。逆に、これじゃないと勝てないかなというふうに思っております。