菱山豊の発言 (文教科学委員会)

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○政府参考人(菱山豊君) まず、研究環境でございます。
 新型コロナウイルス感染症専門家会議の御提言で、新しい生活様式では、基本的な感染対策といたしまして、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い等、そういったことが示されておりまして、これは当然研究機関においても取り入れられていくべきものと考えております。それに加えまして、実験施設、設備の利用に当たりまして、短時間の効率的に利用するための運転計画の構築、また利用時間の共有や記録、そして設備の遠隔利用の積極的推進等が考えられております。
 文部科学省におきましては、先週十四日、こういったことを含めまして、感染拡大の予防に努めつつ研究活動を実施するに当たっての留意点、工夫例等をまとめました感染拡大の予防と研究活動の両立に向けたガイドラインを作成いたしまして、大学や研究機関等に周知したところでございます。
 今回の事態は、研究におきますまさにサイバー空間とフィジカル空間を融合させるソサエティー五・〇の実現の加速にもつながるということが考えられまして、今後とも、感染拡大の予防に最大限留意しつつ、現場の状況もお伺いしながら、我が国の研究活動が着実に進んでいくように取り組んでまいる所存でございます。
 それから、もう一つの御質問である社会への発信についてでございます。
 新型コロナウイルス感染症に係る社会貢献といたしましては、大学や研究機関におきまして、研究者、研究機関向けの情報発信のほか、感染症に関する情報の発信や子供向けのコンテンツの提供を行っているところでございます。
 まず、情報発信といたしましては、私どもの科学技術・学術政策研究所における新型コロナウイルスに関する国民意識の調査、また、それからもう一つ、研究動向の調査結果、調査のこれらの結果の公表をしておりますし、また、科学技術振興機構におきましては、視聴者の疑問に専門家が答える番組の配信をオンラインでしております。
 また、理化学研究所におきましては、ウイルス研究、検出方法や治療薬開発のためのデータの公開、またスパコン「富岳」等の大型研究施設の利用活用に関する情報の発信をしております。
 また、政策研究大学院大学におきましては、感染症の専門家のインタビューや過去の研究動向の公開などを行っております。
 また、JST、科学技術振興機構におきましても、新型コロナウイルス感染症に関する論文分析など、世界の研究動向を調査しているところでありまして、今後こうした科学的知見を分かりやすく公表していきたいというふうに考えております。
 また、子供向けのコンテンツというものも公開しておりまして、例えば科学技術振興機構におきましては、休校中の子供たちを対象にした特設サイトを設置しておりまして、科学に身近に触れる動画や記事を発信しております。
 また、物質・材料研究機構……(発言する者あり)あっ、済みません。
 あと、JAXAなどでも科学に親しむ動画や教材を公表しているところでございまして、こうしたことを今後とも積極的に行っていきたいと思っております。

発言情報

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発言者: 菱山豊

speaker_id: 8593

日付: 2020-05-21

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会