村田斉志の発言 (法務委員会)
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○最高裁判所長官代理者(村田斉志君) お答え申し上げます。
委員の御質問は、今回増員をお認めいただいた場合に、その理由としていますところのIT化の推進等によって裁判事務支援あるいは事務の合理化をするという目的を掲げているわけでございますけれども、この目的を果たすために、その目的にかなった専門性を有する者を裁判所職員として新規採用するようなイメージをお持ちになった上で、その登用、選定等についてお尋ねになられているんではないかというふうに理解をしたんでございますけれども、しかしながら、裁判所の職員は国家公務員試験の一つである裁判所職員の採用試験の合格者の中から採用しておりまして、IT等の専門性に特化した採用の枠組みというふうにはなっていないという点が一点ございます。
他方において、IT化に必要な専門的知識や技術などにつきましては、外部の専門業者からコンサルティング等により取得することの方がより専門性の高いものを効果的に得られるのではないかというふうに考えておりますので、現時点ではIT等の専門家を直接裁判所の職員として採用するという方向のところは考えていないところでございます。
では、じゃ、今回のその増員の目的と増員とをどういうふうに結び付けていくんだというところかと思いますけれども、これにつきましては、増員をお認めいただいた場合にはそれをもちろん活用させていただいて、外部のその専門業者等から得られる専門的知識等のこの受皿となるIT化等の検討の部署がございます。これを中心に人的体制の強化を図りまして、その中で、その裁判手続や法制に関する裁判所が元々持っている知見と、それから外部から得られるようなITの技術面に関する知見とを効果的に組み合わせていくということによりまして、裁判手続のIT化の検討、準備を進める過程で生じる様々な問題、課題、業務への対応をし、また、裁判事務の合理的、効率的な運用を図るための各種システムの最適化を図って、併せて情報セキュリティー対策のより一層の充実強化ということを通しまして裁判事務を支援していきたいというふうに考えているところでございます。