尾崎治夫の発言 (予算委員会)

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○参考人(尾崎治夫君) お答えいたします。
 まず、インフルエンザとコロナを同時にということなんですが、大人の要するに内科系の診療所とまた小児科の診療所では対応が私は現実的には変わると思います。
 というのは、小児科では、元来、鼻咽頭拭い液とかそういうことで、必ずしもインフルエンザだけではなくて、例えばいろんな、溶連菌とかほかのウイルスとかいろんな検査もした上でどういう、お熱の原因が何かというのを、そういう従来調べてきたわけですね。ですから、やはりそこにコロナが加わってきたということで。で、お子さんの場合は、もちろんコロナにかかる方いらっしゃると思いますが、ほかの従来あったいろんなお熱を出す病気の方が場合によっては命に関わるということもありますし、ですから、対応的には、私どもは、内科系の診療所とそれからそういう小児科の診療所はやはりそういう意味で対応を分けて考えていこうというふうに思っています。
 それから、皆さんそうですけれども、いや、とてもうちでは診れないというところはもちろんあると思います。ただ、先ほども申し上げたように、唾液のPCR、大体千四百か所ぐらいは確保をしてきておりますので、そこの診療所を中心に何とかやっていただきたいと思っているところです。
 どうしても動線を分けられないとかいろんなところは、むしろ話をきちっと聞いていただいて、そしてできるところに御紹介いただくと。第一波のときにあったような、うちは発熱は診ないと、もう最初から、うちは診ません、電話が来ても診ませんという形のそういった対応は、やはり地域のかかりつけ医としてそれは私はよろしくないんではないかと思いますので、自分のところでできない、それはそれで結構なので、必ずほかにつないでいただくということを徹底してやっていただきたいと思います。
 それから、抗原検査につきましては、この三番目に定量検査というのがございますが、この定量検査はかなり精度が高くて、時期を選べばPCR検査に勝るとも劣らないというふうに考えられておりまして、現実的にいろんな空港とかそういうところでもこれは使われております。しかしながら、この抗原のキットというのは定性検査でございますので、なかなかそういった意味でPCRに比べて精度が更に悪いのではないかということと、じゃ、唾液でできるかというと、これはなかなか現状、今の段階では鼻咽頭拭い液とかそういったものでないとできないということがありますので、やはりそうすると診療所にとってはかなりハードルが高い。
 ですから、私どもとしては、唾液の方でPCR、コロナについては唾液で行うと。それから、インフルエンザについては、きちっとそういう防護ができて取れる方はやっていただきますが、もし無理な方は、例えば昨日からもういきなり高熱が出たと、そして全身がだるい、筋肉痛があるというと、そういう発症の仕方はコロナではなかなかしないと思いますので、そういった臨床診断を基にある程度インフルエンザの薬を使って、そして改善しない場合についてはPCRを行うという形もあるんではないかと。
 つまり、同時にやると両方の検査キットが必要になるわけですけれども、なかなかその今のレベルで、じゃ、唾液のPCRがインフルエンザと同じような、今のインフルエンザの簡易キットと同じような形で何件もできるかというと、なかなかできないと思いますので、まずインフルエンザを否定して、そしてその上で、熱が続いたり症状が良くならないケースについては唾液のPCRを行うと、そういうようなことを今考えているところです。
 あと、全国的には、やはりその今PCRをなかなか、日本医師会の中川会長もおっしゃっていますが、東京の場合は集合契約といって、医師会がまとめてくれれば、そこと契約すれば全て、例えば医師会の下に百人の希望者がいたら百人全部オーケーですよという形で認めていただいているんですが、なかなか地方ですと一件一件申請して、かなり厳しい条件があってクリアされないみたいなことも聞いておりますので、そういった意味では、日本医師会からの要望も厚労省の方に伝わっていると思いますが、なるべくそのやりたいという希望があるクリニックについては、唾液のPCRについてもその認可要件というか、そういうのをもうちょっと簡略にしていただけると有り難いと、そうすれば全国の方でもある程度広がっていくんではないかと、そういうふうに考えております。

発言情報

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発言者: 尾崎治夫

speaker_id: 8208

日付: 2020-09-03

院: 参議院

会議名: 予算委員会