中西哲の発言 (予算委員会)

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○中西哲君 近年の洪水によります災害では、河川の水が堤防を越えて、その流れで堤防の住宅地側が浸食され、決壊に至った箇所が少なくありません。
 こういう状況の中で、河川堤防はなぜ土でのみ造る土堤原則があるのかという歴史的経緯は私も詳しく知らなかったんですが、私の地元であります高知県で、無振動、無騒音でくいを打つサイレントパイラー工法を発明した企業があります。この企業の社長を訪問した際に、一昨年の西日本豪雨災害の話になりまして、事前の堤防強化策の必要性を聞きました。この企業のサイレントパイラー工法は、国土交通省により、高知海岸で南海トラフ巨大地震時の液状化やその後の津波に備えて海岸堤防を強化するために採用されております。資料七がその企業、技研製作所から提供されました同社のパンフレットにある写真です。岩盤にまで鋼矢板を打つことによって、堤防が壊れにくくなっております。
 最近の土木技術は進歩もしており、決壊しにくいことを前提とした構造物が構築可能となってきています。今の温暖化による気象状況の大きな変化を考えれば、土に限らず新しい技術を柔軟に取り入れることが河川法第一条の目的を達成し、国民の安全、安心を守ることにつながると考えます。さきに紹介した鋼矢板を打って堤防を強化する工法は、このほかにも名古屋市の山崎川、高知県の県管理河川ですが、宿毛市の松田川堤防工事でも進められております。
 そこでお聞きします。
 海岸堤防では鋼矢板を堤防強化に使用している事例もあるのですから、鋼材やコンクリートを河川堤防強化にもっと使用したらどうかと考えますが、国土交通省の御見解をお聞きします。

発言情報

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発言者: 中西哲

speaker_id: 17937

日付: 2020-03-04

院: 参議院

会議名: 予算委員会