脇田隆字の発言 (予算委員会)

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○参考人(脇田隆字君) このような機会をいただきまして、予算委員会の皆様、関係者の皆様に深く感謝をいたします。
 我が国では、一月から二月にかけまして、中国武漢市及び湖北省を中心とした地域からの感染の流入による第一波の流行及び三月以降の欧米からその十倍以上の規模の流入による第二波の流行がございました。
 二月七日には、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードが厚生労働省に設置されました。クルーズ船内における感染の対策及び国内の流行対策を議論をしてまいりました。
 そのアドバイザリーボードですけれども、二月二十日には形を変えまして、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議として設置をされております。構成員は、感染症、公衆衛生学、ウイルス学、臨床医学、社会学などの専門家で構成をされ、必要に応じて、座長の求めにより、そのほかの専門家にも出席を要請してきたところでございます。
 その上で、二月二十四日からは、科学的な分析、見地から、見解あるいは状況分析及び提言を発出してまいりました。厚生労働省内のクラスター対策班とは密接に連携をし、サーベイランスデータの分析から、この新型コロナウイルス感染者の約八割が他人には感染をさせないこと、しかし、残り二割の多くの部分が、密閉された環境で密集、密接することにより、多数に感染をするクラスター感染を起こすということを明らかにされ、その対策を提言してまいりました。
 このクラスター対策によりまして、第一波の流行に対しては一定程度の封じ込めがなされてまいりました。しかし、三月中旬以降、第二波の流行が拡大し、リンクの追えない新規感染者が増加をし、四月七日には政府が緊急事態宣言を発出、この流行対策として外出自粛要請を行ったところです。
 その間、営業自粛や休業要請も行われ、その途上、自粛要請で大丈夫なのか、あるいはロックダウンは必要ではないのかという声もありました。他方で、終盤には、経済が困窮していて自粛どころではないという声もありました。医療現場においても、三月後半から、本当にベッドが日に日に倍増をしつつ対応していただくこともあり、現場のスタッフの皆様の毎日の努力で何とか経過をできたところになります。
 市民の皆さんの各自の生活で御尽力いただき、この感染、終息の方向に向かっておるところであります。この終息の状況を今後も維持することが重要と考えておりますけれども、しかし、ワクチンの開発まで長丁場の対応が必要となると考えております。
 そこで、我々は、我々専門家は、今後、今回の緊急事態宣言の効果を科学的に分析をして今後の対策に役立てるということが重要と考えております。国会の皆様、政府、自治体の皆様には、引き続き対策に御支援をお願いいたしたいと考えております。
 最後に、新型コロナウイルス感染の被害に遭われました皆様の一日も早い御回復をお祈りしますとともに、不幸にも命を落とされた皆様には心より御冥福を申し上げて、私の最初の説明とさせていただきます。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 脇田隆字

speaker_id: 10461

日付: 2020-05-20

院: 参議院

会議名: 予算委員会