上昌広の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(上昌広君) 私は、正確な情報を社会でシェアすることだと思います。
 今日配付、差し上げました最後の資料、日本の感染率なんですが、日本の感染者の数が韓国と比べて何十分の一、オランダやフランスやスペイン、スイスよりも少ないんですよ。さすがにこんなこと、あり得ませんよね。
 正確な感染状況と致死率が国民に分かれば、私、自然と合意形成していくと思うんです。日本の医療レベルが確かに高いと思います。致死率が下がるのはそれは分かるんですが、感染率が日本だけ低いというのは、私、さすがにちょっとそれは合意できないんです、同じように世界中振る舞っていると思いますから。
 この病気は、ある程度医学界ではコンセンサスが出ているんです。感染力は強いですが、致死率は高齢者を除くと高くない。このことが分かれば、みんな安心なさるんじゃないでしょうか。今、それが伝わっていなくてパニックになっているんです。
 ウイルスの出口戦略は、我々にはいかんともできません。ウイルスなんですから。それに合わせて生きていくしかないんですよね。こっちで強硬的にやっても、無理をして必ずまたパニックになるんです。先生方、新型インフルでも流行終息まで半年程度掛かりましたよね。十年前と今じゃ、もう国際交流が桁違いです。もっと掛かると思っても普通ですよね。去年は早い段階からインフルエンザがはやりましたね。沖縄では八月です。ワールドカップがあったんでしょうね。南半球から来たんです。
 こういう事実に基づいて、正確な情報を国民に伝えることだと思います。いけないことは、データに基づかず恣意的な解釈をして、一定程度の効果があった、これをしなければしようがなかった、これは政治判断としてはもちろんあるんですが、私は一医師として、医学的な合理性のないものはおやりにならない方がいいと思います。後々、世界から必ず反論が出てコンセンサスになって、先生方の信頼を国民から失うからです。ある程度のことが分かっていますので、それに準じた対策を取られるのが一番、出口戦略になると考えています。

発言情報

speech_id: 120115262X00120200310_062

発言者: 上昌広

speaker_id: 32944

日付: 2020-03-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会