三浦瑠麗の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(三浦瑠麗君) 私は、もちろん自由競争を旨としておりますので、クオータ制という制度自体に対するためらいがないわけではありません。
ただし、一つ問題がございまして、同じような儒教的影響が強い社会でも、これほど何か優しい女性がいる国って余りないと思うんですね、優しい女性が。ですので、やっぱり配慮が行き届き過ぎてしまって、非常にまともな感覚を持っている方がやはり遠慮してしまうということで、どうしてもクオータ制を入れなければ進歩できないのであれば、一つの選択肢として考えてみたらいいのではないかと思いますし、実際、私の意識調査でも、そんなに与野党支持者、認識離れていません。そして、クオータ制は大体においてマイルド賛成であります。ですので、実際に議論を始めてもいいのではないかと思います。
ただ、問題は、クオータ制に行く以前の問題として、先ほど御専門の方から様々なお話が出ましたけれども、やはり飲み会経費が経費となるのに、会社において必要不可欠な経費であるはずのナニーさん代などの多様な保育の経費が経費にならないという、日本独自のこういった欠点というのは改めていけば、それこそ女性の議員さんでも会社幹部でも増えていくだろうと思うんですね。
この制度、実は各国いろんな考え方がありますけれども、例えば所得を控除するに当たって、保育に使った費用、もちろん日本は幼稚園や保育園に関しては無償化がなされておりますが、それだけではカバーし切れないのが女性のキャリアなんですね。そこの追加的に掛かった費用について、所得控除にするのか税額控除にするのか、あるいはそれを組み合わせたドイツのような形なのか。実は先進国では様々な控除の仕組みがあります。つまり、資本主義と、つまり自由競争のどんなサービスを選ぶかも母親、父親の考え次第という、こういった選択に重きを置く考え方を維持しながら、市場創出しながら、しかし、女性の社会進出と幹部化を支えていくという仕組みは日本でも本来は導入した方がいいと思うんですね。
ただ、どうしても日本というのは、社会主義的に全員にひとしく同じサービスを与えなければいけないと。ただ、働き方は多様ですので、男性幹部と男性の平社員の働き方が違うように保育のニーズも全く違うので、そこに関してはもう少しインセンティブを入れていった方が実現しやすいかと思います。