山花郁夫の発言 (総務委員会)

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○山花委員 立憲民主党の山花郁夫でございます。
 きょうは、郵便法等の一部改正案について質疑をさせていただきます。
 今回の法案そのものは、郵便等に関するということなんですけれども、ただ、このことに限らず、もっと背景的な事情であるとか、あるいは郵政事業全般にかかわることも重要ではないかと思います。
 少し振り返りから始めたいと思いますけれども、もともと小泉郵政民営化というのがありまして、当時私も特別委員会で、当時は反対の立場で議論させていただきました。今の郵便局のネットワークというのは非常に公共性も有しているということからすると、民営化というのはどうなんだろうという思いがありましたし、今でも、ユニバーサルサービスというのを民間の事業者に課しながらやっていただいているという特殊な形になっております。
 当時の民営化は、五分社化でありました。実際、スタートしたところ、当時の小泉総理が言っていたようなバラ色の形にはなかなかならずに、実際にいろいろな弊害もありました。
 例えば今回のこの郵便のことでいうと、会社が別の会社になっていましたから、配達に行って、郵便局ですと言っちゃいけないみたいな話が、それはもう郵便事業会社だからということで、現場も本当に、仕切りがつくられたりとか、そんなことが起こりまして、また、実際に動かしてみると、なかなか将来展望としても厳しいのではないかというのがありまして、その改正ということが議論になったわけです。
 当時、民主党政権でしたけれども、郵政改革法というものが、政府提出の法案で出されておりました。これもなかなか、いろいろな議論があって、その政府提出の形では通りませんで、与野党の協議の中で、議員立法で改正郵政民営化法ができ上がっていった、こういう経緯でありました。
 そのとき、私も交渉担当者でありまして、当時、自民党は、今国対委員長をやられている森山先生とか赤澤先生、また公明党からは斉藤先生がいらっしゃいまして、役所の人も入れないで、こちら側は武正公一さん、田島一成さんと、六名でずっと協議を重ねていって今の法律になっている、こういう背景がございます。
 何が言いたいかというと、今の形態について私自身も少し責任がある立場でありまして、そういう中で、今回、郵便法等の一部改正、こういうことでありますので、そういった思いも込めて質疑をさせていただきたいと思います。
 今回、郵便に関してということですが、今、公共性ということについて少し触れさせていただきました。最近では、いろいろ議論はありましたが、マスクの配布も郵便局にやっていただきましたし、特定定額給付金関連の郵便の配達であるとか、あと、私は東京の議員なんですけれども、東京では「東京防災」という冊子を全戸配布というのも、これも郵便局にやっていただいたということがございます。
 非常にやはり、そういった意味での公共性というものは、そういった側面が、今民間の会社ではありますけれども、担っていただいていると思いますし、また、東日本大震災のときに、当時、私、外務大臣政務官を務めていたんですが、どこの役所のということではなくて、みんなで手分けしてやろうということで、岩手県の災害対策本部の本部長も務めていた時期がございます。そのときに実際に目にした光景ですけれども、恐らく御自身も被災されて、あるいは御家族も被災されているんだろうと思いますけれども、そういった方々のところにあの赤いバイクが走って手紙等々お届けをしていた、こんな姿も拝見をいたしました。
 ちょっと郵便のことではないですけれども、郵便局のネットワークということで申し上げますと、私ごとで恐縮ですが、私、学生時代は東京ではなくて、下宿生活を送っておりました。京都市におりましたけれども、今思い起こすと、そのとき、こんな立場になると思っていませんでしたから、ちょっと思い起こすとという話なので事実かどうかはわかりませんが、ただ、友人なども、仕送りは大体郵便局でおろしていたように記憶をしています。考えてみれば、地銀だとか等々あるんでしょうけれども、やはり全国から来ている大学だったものですので、そういう意味では、生活のいわばインフラとしての郵便局というのは非常に重要なんだろうと思います。現在、二万四千からのネットワークというのは、これは地方の方々にとっても極めて大事なインフラであると思います。
 そういう中で、これは大臣にちょっと認識について伺いたいんですけれども、今申し上げたことだけではなくて、例えば、これから少子化も進んでいって、高齢化も進んでいく、あるいは今過疎地のことも議論になっていますけれども、そういう中で、やはり農協などもだんだん統廃合していって、本当に金融機関はここしかない、それが郵便局だという地域は今いろいろなところであると思います。
 そういう中で、郵便に限らず、ちょっと、郵政事業の果たす役割について今後どのような期待をされているかということについて、御認識を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 山花郁夫

speaker_id: 324

日付: 2020-11-19

院: 衆議院

会議名: 総務委員会