黒田淳一郎の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(黒田淳一郎君) お答えを申し上げます。
ただいま議員の御指摘のとおり、現在、日英の間では、航空機あるいは鉄道といったような分野で活発な貿易投資が行われているところでございます。
具体的には、これも議員御指摘ありましたけれども、例えば航空機分野では、ロールスロイス社のエンジン事業において、日本企業はターボジェットなどの重要パーツの提供やメンテナンスなどで参画をしているところでございます。あるいは、鉄道分野でございますけれども、日立製作所が鉄道車両やその部品を英国に輸出をいたしまして現地工場で組立てを行うなど、現地での雇用創出、英国の鉄道産業の発展に貢献をしているというところでございます。
こうした状況を踏まえまして、今般の日英EPAでは、鉱工業品につきましては日EU・EPAと同様に一〇〇%の関税撤廃を達成をし、また、日英EPAの発効時から日EU・EPAと同じ特恵関税を適用する、いわゆるキャッチアップを規定、さらには、日英EUでサプライチェーンがまたがる実態を踏まえまして、EU産の材料、生産工程を、日英EPA上の材料、生産工程とみなすEU産の拡張累積を導入するなど、日英間のビジネスの継続性を確保したところでございます。
さらに、先ほどのターボジェットあるいは鉄道車両、それら部品といった日本の主要輸出品目、また日系自動車メーカーの競争力強化に資する電気制御盤などの自動車部品につきましては、新たに即時撤廃を獲得し、英国への市場アクセスを改善したところでございます。
今後は、日英EPAにおけるこうした合意内容について、産業界に積極的に周知、広報を行ってまいりたいと思っております。
こうした取組に加えまして、政府間の対話等を通じまして、日英間の産業協力の深化、発展に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
こうした取組を通じまして、本、日英EPAを契機に、両国間の貿易投資関係が更に活性化するよう努めてまいりたいと考えております。