徳永エリの発言 (環境委員会)
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○徳永エリ君 お手元にお配りした資料の一枚目を御覧いただきたいんですけれども、世界の平均気温、産業革命前と比べますと一度上昇しているということであります。パリ協定の二条の一、努力目標、世界の平均気温の上昇を一・五度に抑制を実現するということでございますけれども、そのためには世界のCO2排出をほぼ半減する必要があるとされています。二〇三〇年までにCO2を四五%削減しなければいけないということであります。
これ、この資料で見ますと、このままCO2の排出が続くと、二〇三〇年のうちにこの一・五度の抑制ができなくなるんじゃないかと。一・五度と二度、僅か〇・五度でありますけれども、これはもう大変な差なんですね。この資料にありますように、例えば、少なくとも五年に一回深刻な熱波を被る世界人口、これ一四%、二度になると三七%ということであります。それから、熱帯域でのトウモロコシの収穫量の減少三%、一・五度だと、それが二度になると七%ということでありますが、災害も大変に深刻な災害が世界中で発生しておりますし、それから食料危機という問題もこれからますます深刻になっていくと思います。
作れたものが作れなくなる、あるいは作れなかったものが作れるようになる地域もあるかもしれませんけれども、地球全体としては、やはり平均気温が上がるということは大変に深刻な問題でありますので、日本だけの取組ではなく、やはり他の国としっかり連携をしながら、この世界目標ということをしっかり果たしていかなければいけないというふうに思っております。
日本と同じように、次期大統領予定者のバイデン氏、二〇五〇年までにゼロという目標を掲げましたが、バイデン氏は、二〇三五年までには米国内の発電部門で発電によるCO2排出を実質ゼロにすると表明しまして、環境保全分野に四年間で二兆ドル、二百十兆円を投資すると、そして、再生可能エネルギー、それから電気自動車、水素利用などを拡大するとしています。具体的な目標を掲げまして、巨額の投資もしていくと言っているわけでございます。
菅総理も、我が国が二〇五〇年カーボンニュートラルを具体的にどのように実現するかについて、次世代型太陽電池、カーボンリサイクルを始めとした革新的なイノベーション、再生可能エネルギーの最大限導入で石炭火力発電を抜本的に転換するとおっしゃいました。
先ほど小泉環境大臣もこれからどのようにカーボンニュートラルに向けていくかというお話をされましたけれども、もう一ついつまでにどういう方法で実現に向けていくのかというのが私たちに伝わってきておりません。各会議体、各省庁で検討が始まっているんだと思いますけれども、説得力、確実性というところに今欠けている感があります。今資料を御覧いただきましたように、大変に深刻な状況だということをしっかり受け止めていただいて、加速度的な対応をしていただきたいというふうに思っております。
そういう状況の中で、我が国の現在の目標である二〇三〇年度、二〇一三年度比で温室効果ガス二六%削減も、二〇五〇年のカーボンニュートラルに向けて改めて見直す必要があるんだと思いますけれども、この点に関しては、小泉環境大臣、いかがでしょうか。