尾身茂の発言 (内閣委員会)
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○参考人(尾身茂君) お答えいたします。
その見通しについては私は、先日の政府の決断があったわけですよね。ほかの地方自治体についても、時短を要請するとか、あるいは今回のGoToの見直しということもあって、そういう意味では私は、政府による、あるいは地方自治体による環境が一応整ったんだと私は思います。それは我々の提言を受け入れていただいた内容ということですから。そうなりますと、今度は、ある意味では我々一般市民もそれに呼応する今まで以上の努力が求められていることになると思います。
そういう中では、実はこれは我々のアドバイザリーボードでも先日そういうことをはっきり申し上げましたけれども、このウイルスの特徴によって多くの、特に五十歳代以下の人は感染しても無症状あるいは軽症ということがございますよね。この年代の人は、当然のことながら、それよりも高齢者、七十歳、八十歳の人よりも社会の活動が多いですよね。その結果として、これは全く意図せずに、その年齢層の人の責任なんということは全くなしに、意図せずにこの人たちが県を越えて感染が拡大し、そのことが結果的には高齢者施設や医療機関にその感染が伝播するということはだんだんともうはっきり分かってきましたので、そういう意味では私は、日本の若い人とか高齢者とかそう分けないで、日本の国民全員が、今まで分かっていることがございますよね、五つの場面がリスクが高い、あるいは少人数で行動、いつも行動しているような人とやれば感染が低い、マスクの等々。このことを、もう既に辟易感があると思うんです、私は。
多くの人はもう感染防止のために努力して、これ以上またも国はあるいは自治体は求めるか、そういう理解、気持ちはよく分かりますが、今回初めての冬を経験するわけですから、ここは環境も整ったので、是非みんなでこの冬を乗り越えるために、そのことを我々、社会構成をする我々一般市民も国も自治体も一つの方向性でやれば、これは理論上、経験上も、そういうことをすれば、つまり感染者とそれ以外の人の接触ですよね、これをある程度抑えれば感染は下火に行くことは間違いないということで、逆にそういうことができないとこの感染の鎮静化というのがなかなか難しいので、是非ここは、いろんなことはあるとは思いますけど、この初めての冬を経験するわけですから、みんなが、社会全体が私は心を一つにしてやる、そうすれば鎮静化は可能だと思います。