尾身茂の発言 (内閣委員会)

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○参考人(尾身茂君) お答えいたします。
 これ、一月五日の記者会見のことですが、この記者会見のもう冒頭ですね、スライドを示して、それから言葉でも申し上げましたけれども、この一年間の経験を基に、日本社会全体が一体感を持って取り組めば、私は早期の鎮静化は可能だと申し上げました。そうした中で、記者から感染を下火にするにはどのぐらい掛かるかと聞かれたので、二週間のような短期間では無理だと申し上げました。
 その理由としては、まず当然のことながら、感染が拡大して医療の崩壊のようなのが近づいている、そういうことになっていますね。それから、ここは私の一番の懸念でありましたが、去年の夏場から冬にかけて、いわゆるコロナ疲れということもあったと思いますけど、なかなか実際の国民の協力が得られにくくなったということが、事実がございます。
 その理由は、私は大きく分けて三つあると思います。一つは、ウイルスの特徴によって、無症状者の若い人が、感染しているんだけれども、それについてなかなか、メッセージがなかなか伝わらない。二番目が、それによって感染がいろいろなところに広がった。それから三つ目は、一時、今はもう緊急事態宣言、あれ解消したと思いますけど、自治体と国との一体感というのが一時なかったということもあります。それから、経済的な支援というのが必ずしも十分でないという受け止め方をされていたと。
 そういうようなことで、私は、確かに難しいんだけれども、四つの条件がちゃんと満たせばこれは可能だということを申し上げて、その四つというのは、具体的な強い対策、それから二番目が国と自治体の強い明確なリーダーシップ、それから三番目は法改正ですね、しっかりした経済支援等々のこと、それから、そうした環境が整った上で国民がしっかり協力すれば比較的短期間にできるので、是非そういうことをしましょうという趣旨のことを申し上げました。
 以上であります。

発言情報

speech_id: 120314889X00220210114_023

発言者: 尾身茂

speaker_id: 14872

日付: 2021-01-14

院: 参議院

会議名: 内閣委員会