尾身朝子の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○尾身委員 大変心強いお言葉、ありがとうございました。
次に、大学改革、大学ファンドについてお伺いします。
大学は、これまで、イノベーションの源泉となる知の創出という点で社会に大きな貢献をしてきました。第六期を迎え、同計画に記載された人文・社会科学と自然科学を融合した総合知の創出、ますます深刻化する地球規模での課題解決において、大学の果たすべき役割はより一層大きくなると考えます。
このような中、研究大学における研究開発投資を抜本的に拡充するための十兆円規模の大学ファンドの創設は、我が国の大学の競争力低下や財政基盤の脆弱化を解決し、今までの制度に風穴を空けるものとして、大きな期待を持って受け止められています。
十兆円ファンドが運用益を上げるためにはある程度の時間が必要です。成果を表すまでの間、博士後期課程学生の研究環境の充実とキャリアパスの確保は待ったなしの状況であることを忘れずに、しっかりとした予算措置が必要です。
同時に、大学のガバナンス改革が求められます。現状の研究大学を支える財政基盤は決して十分なものであるとは言えません。世界のトップクラスの研究大学と伍していくためには、年間数%での持続的な成長を実現する経営が必要です。優れた研究者が必ずしも優れた経営者とは限りません。研究大学自体が変化を求められており、経営と研究を両立させるための方策が急がれます。
ここで、大臣にお伺いします。
この大学ファンドを速やかに実効あるものとするための大臣の御決意を伺います。また、自民党もかねてから主張しているように、ファンド達成に向けて一刻も早く十兆円規模への拡充を実現すべきと考えますが、この点についても大臣の御見解をお聞かせください。