尾身朝子の発言 (外務委員会)
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○尾身委員 ありがとうございました。この協定によりまして、日・EUの航空関連産業が一層発展することを願ってやみません。
次に、日印物品役務相互提供協定、日印ACSAについてお伺いします。
ACSAに関しては、二〇一七年に、平和安全法制の成立を受け、以前の日米ACSAに代わる協定として発効した現行の日米ACSAを皮切りに、同じく二〇一七年に日豪と日英、二〇一九年に日加、そして日仏と、これまで五か国とACSAを締結しています。そして、今回の、六か国目として、またアジアで初めて、インドとの間でACSAを締結しようとしています。
インドとの間では、二〇一八年のモディ首相と安倍前総理大臣の日印首脳会談の際にACSA交渉開始の合意に達し、新型コロナウイルスの影響で延期になったものの、二〇二〇年九月九日に、鈴木駐インド大使とクマール・インド国防次官との間で署名に至ったと聞いております。
私は、四月二日の外務委員会で、自由で開かれたインド太平洋構想について、その意義や実現への思いを茂木大臣にお尋ねしました。大臣からは、このビジョンを力強く推進するとの心強い御回答をいただいております。
二〇一六年に安倍前総理がTICAD6で提唱したビジョンがこれほどまでに国際社会に浸透したことは、今までなかったことです。自由で開かれたインド太平洋構想実現のため、先日、初めて日米豪印の首脳会談、クアッドが開催され、その場で四か国は、自由で開かれたインド太平洋のための共通のビジョンの下で結束しているとの決意を表明しています。そして、さらに、米国との2プラス2、先週の日米首脳会談においても、このビジョンを深めたものと認識しています。
インドは、自由で開かれたインド太平洋というビジョンを共有し、我が国と中東、アフリカを結ぶシーレーンのほぼ中央という、戦略的及び地政学的に重要な位置に存在しています。
また、日印両国は、安全保障面において、陸海空三自衛隊全てがインド軍との二か国間共同訓練を行っているほか、自衛隊がインド軍とともに多国間共同訓練に参加するなど、近年、協力関係を深化、拡大させています。
こうした現状を踏まえ、今回の日印ACSAの締結は、安全保障の側面から自由で開かれたインド太平洋構想を強化するための一歩であると確信しております。
そこで、茂木大臣にお伺いします。
改めて、日印ACSAを締結する意義とその御決意についてお聞かせください。