佐藤ゆかりの発言 (経済産業委員会)

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○佐藤(ゆ)委員 ありがとうございます。
 まだGDP比にしては一%も満たないわけでございますけれども、ただ、今後、これが、新規発注が全て輸入となってまいりますと、相当、経済インパクトのみならず、やはり安全保障上も、こうしたものが全て輸入に依存せざるを得なくなるという事態がエネルギー安全保障上どういうことなのかということは、やはり真剣に考えていかなければいけないことだと思いますし、また、同時に、いかにこういったものの国内回帰、国内生産の回帰を目指すことができるか、いかにそれを環境整備することができるかという観点は、今後の政策上、極めて重要な柱の一つではないかなというふうに考えるところでございます。
 それで、このエネルギー関連機器に使われる素部材、安全保障上重要ということでございますけれども、例えば、物の考え方として、最近、CO2排出量によって物を見極めていく、二〇五〇年カーボンニュートラルに向けて、ライフサイクルアセスメント、いわゆる物づくりの川上の素部材の段階、どのようにその素部材が生産をされているか、そして、川下に向けての生産、流通、そして、その物の最終的廃棄の仕方に至るまで、これを、ライフサイクルでどれだけ温暖化ガスを排出しているかということを計測する、そして評価をするという、ライフサイクルアセスメントという考え方が定着をしつつあるところでございます。
 そして、この製品一つ一つをそうしたライフサイクルアセスメントで評価をしたときに、仮にCO2排出量が異なれば、同一製品であっても、要するに、機能的には全く同一製品であっても、環境上の負荷、環境負荷でいえば異なる製品というふうにみなすことができるのではないか、こういう考え方もできるのではないかと思います。環境負荷の異なりによって違う製品とみなす、例えばISOの策定ですとか、こういったルールメイキング、こういうものをして、CO2の排出量の多寡、多少によって差別化をしていく、それを国内の物づくりにつなげていくというような戦略もあるのではないかと考えられるわけであります。
 CO2排出量で製品を区別化し、排出多量な輸入品には関税を引き上げる、いわゆる国境調整という言葉が最近出ておりますけれども、こうした国境調整をかけて、例えば太陽光パネルや風力発電の素部材、今御回答いただきましたように、相当、太陽光パネルでは二千、三千億円ぐらいが輸入品になってきている、風力でも百十二億円ぐらいが輸入品になってきているというお話がありましたけれども、こうしたものの価格競争力を取り返していく、そして国内回帰に生産基盤を戻していくということも考えられると思いますが、大臣又は副大臣、この国境調整の考え方について御回答いただけませんでしょうか。

発言情報

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発言者: 佐藤ゆかり

speaker_id: 24697

日付: 2021-04-23

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会