尾身茂の発言 (厚生労働委員会)
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○尾身参考人 委員おっしゃるように、オリンピックというのは、規模もそうだし、社会的な注目度というのが普通のイベントとはこれは全く別格だというのは申し上げたとおりで、そういう意味で、このオリンピックによってみんなが、当然、私もそうですけれども、このオリンピックの、スポーツの感動というものが、みんなそれに心が奪われて、それで、もっと応援したいということ、そういう気持ちがありますよね。そういうことが、当然、人間としてはあって当たり前なんですけれども。
しかし、実は一方、それはもう人間として極めて当たり前のことだし、恐らく、日本の選手が金メダルを取れば私自身も大喜びしたい、そういうことはあると思いますけれども、と同時に、今、オリンピックを開催するかしないかというその初めのところに、七月の二十何日ですか、そのところだけに多くの関心が行っていますけれども、実は、もう少し、恐らく六月の二十に今の緊急事態宣言を解除するかどうかという議論が始まって、それからワクチンの接種がずっとこういって、それでオリンピックが、パラリンピックが終わるという期間が、これは比較的ありますよね。
私は、解除をするかしないか、まだ分かりませんけれども、もうその頃から、オリンピックをやるかどうかにかかわらず、私の理解は、解除をすれば、したとしますね、今も既にもう東京の人流は少しずつ上がっているんです、解除をすれば、今までの経験からすると更に加速する。
その中で、オリンピックにかかわらず、夏休みがあり、お盆があり、帰省があるということがあって、それから変異株の影響がある。そして、さらにその上でオリンピックをやれば、先ほどのみんなが喜びたいという気持ちは私もある、しかし一方で、感染のリスクというものがあるんですね。
我々の仕事は、ああしてください、こうしてくださいと、委員がおっしゃるように意見を述べることは大事で、我々も意見を述べます。その際に、我々の一番大事なことは、我々、こういう立場の者として、どういうリスクがあるということを、もちろんデータが全てあるわけじゃないですけれども、そういうことをしっかりとお見せして、しっかりとそれを見て、いろいろな、もう私たちは幾つかのオプションも考えています、いろいろな意味でですね、一つだけということもあるかもしれないし、この場合にはということで、それは我々の思い、個人的な感情ということではなくて、客観的なリスクを我々示すのが役目でもって、それを御覧になって関係者が決めていただくということが大事だと私は思っています。