尾身茂の発言 (厚生労働委員会)
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○尾身参考人 これは、押谷さんも私も長くWHOにいて、世界保健機関というのはこういう、最も大事なことが、リスクの評価と同時に、リスクのマネジメントとWHOでは言っていますけれども、感染をゼロにすることは今もできていないわけですよね。これからもゼロにすることは当分できないと思います。
したがって、組織委員会、日本の政府がやるべきことは、リスクを、リスクというのは二つありますね、リスクというのは、ある事象が起こる可能性というのが一個、それに掛けて、リスクが起きたときのインパクト。可能性は少なくても、起きたときのインパクトが、A掛けるBで、Bが多いとその積は高くなりますよね。
そういうのが実はリスクマネジメントの考えで、なるべくこの積ですよね、チャンスがあってもそのインパクトが非常に少なかったらある程度許容できるけれども、チャンスは余りないけれども、もしあった場合のインパクトが非常に強い、実は、そういうものを我々は評価して、どこが一番、そういうことも考えて、危機管理の要諦というのは、ある程度最悪のことも考慮するというのは危機管理の要諦ですから、そういう意味で、我々としては、どういうリスクがあるのかということをお示しするというのが仕事だと思っています。