脇田隆字の発言 (内閣委員会)
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○脇田政府参考人 お答えさせていただきます。
御指摘のインドからの、二重変異株と言われておりますけれども、必ずしも二重変異株という名称が正しいかどうか、そこはちょっと議論があるところだと思っています。これは、B1・617系統に分類される変異ウイルスでありまして、国内で一例、検疫で二十例が報告をされております。
この二重と言われている理由ですけれども、スパイク領域にL452のRそれからE484Qと呼ばれる変異を有しているということなんですけれども、必ずしも、この系統が全て両方持っているわけではなくて、片方だけ、L452Rのみを持つものがあるということであります。
このL452R変異というのは、米国由来の変異株でも検出をされているところでありまして、いわゆるシュードタイプ、偽ウイルスともいいますけれども、実験系において、培養細胞であったり、あるいは培養臓器というものでの感染性が増加しているということが指摘されています。ただ、N501Yの変異と比べるとその感染性はやや低いという指摘でございます。それから、従来株に比べて回復患者での血清の中和抗体価が低下するということ、それから、ワクチンの接種者の血清でも中和抗体価が下がるということは指摘されております。ただ、まだ、重症化について明らかな報告がされているわけではないというふうに認識をしています。
E484Kの変異については、免疫逃避変異、いわゆる中和抗体の効果が低下するということが言われていますけれども、このインドの変異株におけるE484Qの変異というのは、まだその意義が明らかにはされていないというところであります。
また、インドでは今感染者が急激に増加しているというところですけれども、こちらも、必ずしもこの変異株の関係だけが明らかになっているわけではなくて、そのほかの、英国株等の流行もあるようですので、そこは状況をしっかり見ていきたいというふうに考えております。
ですので、感染性、あるいはワクチンの効果、それから重症度ということは引き続き知見を収集していく必要がありますけれども、今後も様々な変異株が国内に侵入してくる、あるいは国内で発生をするという可能性がありますので、現在は501Y変異のサーベイランスということ、モニタリングを行っていますけれども、引き続き、ウイルスゲノムサーベイランス、こちらをしっかりやって、変異株の国内での発生については実態を把握していくことが必要だと考えております。